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  2006年から2007年へ 12.31.2006
     



 今年は、昨年よりもさらにバタバタしているうちに終わってしまった。個人としての今年最大のイベントは、オフィシャルには、インド・アッサムとシッキムへの2週間か。 この間、メールをほとんど取れなかったが、それでもなんとかなるのさ、ということを理解したのが、大きなカルチャーショック。

 個人的には、母親が98歳で大往生したこと。その直後に娘に女の子が生まれたこと。ということで、喪中なので、毎年恒例の年賀状は作りませんでした。


さて、2006年の総括はなかなか難しい

1月:堀江社長逮捕
   厳冬であった
2月:PSE法で大騒ぎ
   米国からの骨付き牛輸入騒ぎ
   中国にスーパーリッチ続々
   ロシア、資源外交
   格差社会で議論
   軽自動車の販売、快走
   トリノオリンピックメダル1個
3月:クリーンカー競争
   各地でエネルギー紛争
4月:原油、70ドル突破
   ニッケル高騰
   ロシアの森林、中国へ
   イラク、宗派間紛争の気配
5月:国家エネルギー目標
   東京都23区、廃プラを可燃ごみ
   中国、自動車新車販売、世界2位へ
   南極、グリーンランドの氷床減少
6月:容器包装リサイクル法改正
   違法駐車、取締り民間委託
   トヨタ、プラグインハイブリッド構想   
   ロハス、やっと自由化
7月:パロマ不正改造で死者
   テポドン2の発射未遂
   多くの国で原発指向
   原油、初の77ドル
8月:リチウム電池発火事件
   冥王星、惑星から外れる
   レジ袋有料化の動向
9月:安倍内閣発足
10月:北朝鮮核実験
11月:CO2排出権ビジネス盛ん        
    ポスト京都、08年に先延ばし
    コメからバイオエタノール?
    米国中間選挙、民主勝利
12月:プリウス10月は5位
    家電リサイクル法改正見送り
    ノロウイルス猛威
    日本は資産額で世界1位
    法人税減税へ
    フセイン元国王死刑執行

この表に直接には出ていないが、今年の大きな流れとして、
(1)キリスト教文明とイスラム教文明の衝突の様相がより明確になったこと
(2)各国がナショナリズムを強めていること
(3)世界中で、格差問題、いじめ問題が課題になっていること
があったように思える。

これが21世紀の地球環境問題の解決に対して、いずれも、逆方向の効果をもっている。この動きは、2007年に強まりこそすれ、弱まることは無いだろう。

国内では、様々なものが多少改善傾向かもしれない。ただ、安倍内閣が何をやるかが鍵。企業重視姿勢が今以上に強まると、国内的にも不安定性が増しそう。


昨年示した、「2006年の当らない予測」の評価を行いたい。そんなに外れたという訳では無さそう。意外性のあることが起きなかった年だとも言えるだろう。

(1)ポスト京都議定書は難航する。米国はブッシュ政権の間は駄目だし、日本も離脱を匂わせる可能性が高い。
評価:○ 日本が離脱に向けた動きにならないのは、評価しておこう。

(2)そろそろ日本の大都市部に地震が来てもおかしくない。
評価:× 外れて良かった。

(3)鳥インフルエンザは、ウイルスの毒性が徐々に下がるため、流行しても死者はそれほどではないと思う。その流行だが、その判断がもっとも難しいところ。ヒトからヒトへの感染が起きる予測は、地震の予測と同じぐらい無理なのだが、2006年にはまだ無いとしておこう。
評価:◎ ほぼ予想通り

(4)詐欺事件などへの対応の不満が爆発。同時に、小泉政権の終焉に向けて、様々な議論が行われる。小さな政府論は若干の修正が行われるが、消費税増税を決断できる首相が選ばれる可能性は低い。日本の財政赤字拡大は止まらない。
評価:○ 安倍内閣が財政赤字を多少考慮した予算を組んだことを評価

(5)景気は、こんな状態で行けば上出来。消費税増税の駆け込み需要があれば、さらに行けそう。
評価:○〜△ 安倍首相になったため、消費税が見えてこなかったので。

(6)人災的な事故は多発する。詐欺もますます巧妙になって被害多発。インターネット上の大々的な詐欺が起きるかもしれない。
評価:○ エレベータ、ガス湯沸し器の不法改造など、様々なところで、ほころびが見えてきた。昨年の福知山線脱線事故ほどの大事には至らなかった。インターネットの詐欺は継続中。

(7)国際情勢は、アフリカは当然として、旧ソ連圏が危険か。イラクはいくらなんでも、そろそろ良くならないと。
評価:○ ロシアの動きがどうもおかしい。

(8)石油価格は、激しく動くのではないか。$80を伺う動きが出そうに思う。いずれにしても、$50を大きく下回ることは無いだろう。
評価:◎ ほぼ予想通り。

(9)中国と日本の関係は、エネルギーを巡ってますます難しい情勢へ。
評価:○ 安倍首相の訪中によって、表面上は穏やかになったが、実際のところ、難しい状況に変わりはない。


さて、2007年の予測。まあ当たらないだろうが。

(1)ポスト京都の具体的な動きは出ない。温暖化、エネルギー戦略(バイオエネルギーを含む)、元素戦略がますます重要な問題になり、各国の思惑が交錯。

(2)石油価格は、2007年中に一時的に$80を超す。

(3)自然災害は、大洪水、大地震。加えて大旱魃による食糧生産減少。

(4)国内政治は、安倍内閣がよたよたしつつも、政権を維持。

(5)国内の環境対策。京都議定書の2008年に開始される第一約束期間だが、2007年中には、ほとんど何の新規対策が取られることはない。

(6)電力消費は過去最高を更新。新規原発建設への動きがはげしくなる。

(7)不法投棄対策・リサイクルなどは粛々と。

(8)国際情勢は、イスラムとその他の摩擦が拡大。イラクは良くはならない。イランが危険。北朝鮮は、いつ国家が壊れても不思議ではないが、2007年中には何も起きないだろう。しかし、韓国の新政権発足により苦境に立つだろう。