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  2007年から2008年へ 12.31.2007
     



目次

1.2007年の総括
2.2007年:目に付いたニュース項目
3.昨年末に出した2007年予測の評価
4.2008年の予測



1.2007年の総括

 世界的に見れば、2007年後半は、やはりサブプライムの影響が大きい。しかし、あのまま米国の好景気が続くわけが無いのだから、多少の調整状況に入るのは当然のこと。日本のバブルの反省が世界に伝わっていない。いや、反省していないのかもしれない。

 日本では、どうにも気味の悪い犯罪や現象などが起きて、どうにも気になる。世界全体でナショナリズムの動きが強くなる傾向だが、日本でも同様。これも薄気味悪さを加速している。

 実は、安倍首相そのものが、ある種の気味悪さを持った人格だった。

 日本は、気味が悪いだけでなく、同時に元気が無い。メディアの主張にも多いが、内向きを強めれば強めるほど、元気がなくなって、そして、薄気味悪さが高まる。いっそ、対外貢献を謳ってみると良いと思うが。

 現在の日本におけるもう一つの最悪な動向が明らかになった。OECDの教育比較で、またまた日本の順位が落ちたこと。特に、若者にチャレンジ精神がなくなっていること。失敗を恐れて、チャレンジしない気風が蔓延している。

 格差問題が無ければ、チャレンジ無しという態度でもなんとかなるのだが。この問題、メディアや単行本などでもかなり取り上げられている。しかし、経済至上主義、金銭価値の突出、は余り代わらなかった。格差拡大の方向だろう。

 一方、欧州的社会民主主義の国を目標にするのであれば、チャレンジ精神無しでも、住みやすい国を作ることが可能だろう。そのかわり、税金は極めて高いものになる。いずれにしても、どの方向を向くのか。それは、日本国民の選択すべきことだ。

 現時点、政治家の質が低下し、長期ビジョンが無いのが大問題。自民党が作ろうとする国は、多分、改米国型だろうと分かるのだが、民主党は? こちらは全く分からない。

 政治の世界の基本が「ポピュリズム」であるかぎり、日本の未来はどんどんと暗くなる。

 今年のもう一つの特徴が、あるある大事典の捏造から始まったこと。そして、ミートホープ、赤福、船場吉兆などなどの食品疑惑が続いた。過去、雪印の事件などを学習しておらず、偽装が致命傷になることを認識していないのが、信じられないことだ。

 ただし、偽装問題と食品の安全性とが必ずしもリンクしていないことも、再度確認すべきことだろう。あの酷いミートホープのミンチでも健康被害は出ていない。

 似たような例が、刈羽原発かもしれない。あれほどの地震なのに、原子炉そのものはシャットダウンできるということを示したのは、本来、今後の安心に繋がることなのだろう。しかし、誰もそんなことを言わない。

 さて、やっと本題の環境問題の話。温暖化が当然のことながら中心だった。環境問題に関連する今年最大のトピックスとなると、原油価格でも資源価格でも、当然サブプライムでもなくて、どうもバイオ燃料だったような気がする。車がヒトよりも優先されることが明らかとなった。それも当然で、車は、ヒトの100倍ぐらい大食いだから。

 最後に、COP13だが、どうせ何も決まらないことが最初から分かっていたのだから、日本としては、もっと乱暴な提案をしてみるべきだった。EUも、あの数値目標が、そのまま通るなどと一つも考えていない。しかし、主張だけはする。日本は、これまで禁じ手だったホットエアにまで手を出すのだが、湾岸戦争の時には、金持ちだったので、「金で解決」も良かったが、今や貧乏国なので、「金で解決」はできれば止めたい。



2. 2007年:目に付いたニュース項目

1月
*「あるある大事典U」の捏造で関西テレビが謝罪
*レジ袋削減の動き
*そのまんま東、宮崎県知事
*軽自動車快走続く
*「里山」への着目度上昇
*環境立国戦略策定決定
*NY原油55ドル
*「不都合な真実」
*バイオ燃料
*給食費の不払い
*中国成長のひずみ
*ダボスで温暖化、熱気
*暖冬
*米国、州レベルで温暖化対応

2月
*IPCC、第四次報告書
*IPCC、海面上昇3.3ミリ/年
*15年燃費基準 23.5%改善
*中印の電子ゴミ
*円安傾向
*効果未確認のマイナスイオンなる記事(毎日)
*NY原油59ドル
*製紙業バイオマス燃料へ
*中国で燃料電池車
*欧州車、130g−CO2/km
*燃料電池、開発加速の記事
*世界の気温、最高を記録
*穀物高

3月
*国立環境研、低炭素社会2050報告書
*バイオ燃料、ETBEと直接混合
*内閣不支持増加
*省エネで世界へ貢献の主張
*EU内で温暖化対策に溝
*中国の環境汚染の記事多い
*CO2で電力会社選別
*ツバル、ますます有名に
*CCSの記事
*レアメタルの記事
*建築物のCO2対策
*能登半島地震
*NY原油63ドル
*バイオ燃料と食糧の問題
*穀物以外のバイオ燃料
*レジ袋対策加速
*鉄くずバブル、金属窃盗

4月
*バイオ燃料への批判
*ポスト京都の前哨戦
*ODA、英国に抜かれて3位
*年金加入記録5000万件宙に浮く
*全世界でエネルギー争奪戦
*トヨタ世界一へ加速
*米連邦最高裁判決で、CO2は汚染物質
*IPCCのWG2報告書
*電気自動車徐々に脚光
*ソニー、有機ELテレビ発表
*国民投票法案
*中国の輸出世界2位
*燃料電池車の記事
*ウラン、カザフから
*各社、電池で新会社設立
*米国大学で銃乱射事件
*小型車世界戦略
*電力会社トラブル隠し
*古紙争奪戦
*CCS開発で協力
*CO2、オフセット
*ノルウェー、CO2排出ゼロを宣言
*非鉄金属高騰
*日本の国際収支黒字
*中国が最大の貿易相手
*外来生物、根絶へ
*送電線の磁界、規制へ
*中国、CO2抑制自主数値目標
*省エネ技術で国際貢献
*バイオガソリン、発売開始
*鉄鋼、設備投資8600億円
*温暖化で日米協調 削減義務を盛り込まず
*ガソリン価格、129円
*NY原油価格66ドル 
*バイオ燃料のLCCO2
*カナダ、京都議定書目標達成断念


5月
*温暖化の記事、ますます増加
*中国、科学熱の記事
*ガソリン値上げ
*ドイツの太陽光発電
*黄砂など中国からの環境影響
*米国、不景気に
*地球貢献国家へ、と朝日新聞
*IPCC、WG3報告書
*CO2のピークは2020年限度
*米国の温暖化対策、州と民間で加速
*政府、中小企業の省エネ対策支援
*光化学スモッグ大発生 原因大陸から?
*高気温、5月としては記録
*国際連帯税、広がる
*自動車各社、環境対応に開発費
*ラニーニャ
*豪の石炭争奪戦
*ボーナス3.05%増
*業種ごとのエネルギー効率に数値目標
*サルコジ氏仏大統領着任
*日本周辺、海水温上昇
*東京の水道、漏水率3%
*PFOSの汚染、南極にも
*デジカメ、9380万台
*鉄鋼製品、値上げ
*レクサスハイブリッド発表
*ワンセグ携帯2000万台出荷へ
*セメント値上げ
*中国でニセ食品
*工場廃熱で発電
*アジアにユーロを
*ニューヨークのタクシー、全車ハイブリッド化
*安倍首相、「美しい星50」
*2050年までに世界で半減
*日本人、1人、1日、1kg減
*米小売大手、収益に陰り
*「イノベーション戦略」発表
*SEDテレビ発売再延期
*内閣支持率41%に
*生物多様性、ハイリゲンダムで
*輸入木材急騰、林業に復活の好機
*松岡農相、自殺
*EU、船舶のCO2も排出規制
*中国で油田発見相次ぐ
*出生率1.3台回復
*APEC、省エネに数値目標
*世界経済、伸び鈍化


6月
*欧州のリーチ、施行
*産業資材値上げ、再加速
*1円携帯電話へ批判
*米国、ポスト京都2008年末決着提案
*公務員法案、採決
*都、CO2削減義務化へ
*米経済底堅さ、住宅市場不透明
*アルミ大手、自動車用へ
*G8サミット開幕
*エコカー、三菱・富士重工は電気自動車、
*ホンダは水素燃料電池、マツダは水素ロータリー
*新車販売23ヶ月連続減少
*ホンダ、アコードハイブリッド中止
*鉄技術供与で、ミッタル、新日鉄神経性
*省エネ、業種別数値目標の指標統一へ
*世界の自動車、1000cc45万円
*中国、量的目標拒む
*ガソリン・軽油価格、軟化
*環境白書、省エネ家電で4割削減を提案
*G8サミット、2050年半減支持
*基準年で議論残る
*タイをエコカー拠点に、各社
*トップランナー制度に限界=大型化
*米農業、エタノールマネーに踊る
*消える廃家電、年1100万台
*WHO、電磁波規制を推奨
*素材の低コスト製法
*進む、過剰な匿名化
*石油化学、熟練の技を活かす
*ミートホープ社、偽ミンチ
*CO2排出、中国世界一
*CO2削減、国内初のファンド
*大気汚染訴訟、和解勧告
*2010年で携帯のSIMロック解除
*環境省、大型ビルにCO2削減義務
*インド、ポスト京都枠組み作り参加
*米、燃費規制を強化
*トヨタ、09年ハイブリッド専用車
*中国にコメ輸出
*英国、ブラウン政権誕生へ
*海藻からバイオ燃料、三菱総研試算
*内閣支持率36%に下落
*低賃金で、福祉危機
*国の借金、最多834兆円
*中国北部、干ばつ8年
*住民税大増税
*米温暖化対策、500市、300大学先行
*バイオ燃料、タテ割りの弊害
*アップル、iフォン発売
*PSEマーク不要に
*NY原油、70ドル
*EU、温暖化適応策検討へ
*中国産石炭、過去最高値
*杉並区のレジ袋有料化、着々進行


7月
*航空機CO2、EUに規制見直し要求
*中印へ省エネ先進技術を提供
*ビデオカメラ、携帯電話、パソコン、買い替えサイクル伸びる
*ポスト京都主導権を狙い、環境省戦略作り*水俣病未認定、一時金、発症期で差
*OECD,穀物高止まりを予測
*富士ゼロックス、植物樹脂を全面採用
*日本の漁場に異変
*中国食品の毒リスト
*自動車各社、新車投入
*厳しい気候に耐える風車開発
*剪定枝からバイオ燃料
*ホンダ、光発電に本格参入
*内向き日本批判
*製紙、設備過剰の苦悩
*温暖化の農業への影響は地域で明暗
*インド、盗電一掃へ
*サブプライム担保証券、大量格下げ
*IEA、12年に石油供給不足を警告
*ホンダ、大型車用ディーゼル開発
*三菱自動車、自動変速のMT開発
*ボーズ社は、非上場、配当金ゼロ
*韓国、円安で輸出打撃
*自然エネルギー発電量、大分県がトップ
*EUのCO2削減にポーランド、チェコ反発
*台風大型化はラニーニャが原因
*携帯の護送船団崩壊へ
*トヨタ、ハイブリッド用電池、生産能力50%アップ
*食品添加物を巡る議論盛ん
*トヨタ、プラグインハイブリッド公道テスト
*中越沖地震で、刈羽原発に相当の被害
*レアメタル9種再利用に大型投資
*飲料容器もコスト圧縮
*中国、ダンボール肉まんはやらせ
*中国、11.9%成長
*中越沖地震で自動車部品製造ストップ
*原発の放射能心配で、ホテルキャンセル
*粗鋼製造33年ぶりに最高
*東工大太陽光でマグネシウムエネルギー
*海面上昇、山岳氷河の影響は、グリーンランド以上と米大学
*トヨタ、前半期で世界一
*内閣支持率27%に低下
*経産省、冷蔵用ショーケースなどに省エネ基準
*北半球の降水量増加は、人為的要因
*喫煙で余命3.5年短縮
*有害化学物質、出生前から10万人調査へ
*刈羽原発の放射能が怖く、イタリアサッカーチーム来日中止
*PM2.5で呼吸器疾患死増加
*マイクロ水力、各地で。30kWで2500万円
*サブプライムの影響が出始める
*ブルガリアで45度の猛暑
*寿命、女性85.81歳、男性79.00歳
*研究開発投資6.3%増加
*東証急落、481円安
*参議院選挙、自民党歴史的大敗


8月
*BSEの全頭検査9県継続
*中越沖地震、原発の揺れ10倍
*サブプライム懸念増幅
*右傾化する若者
*ガソリン最高値 145円
*2010年CO2排出予測は削減目標に届かず
*ブルドック、買収防衛成功
*各社、クリーンディーゼル投入へ
*遠山千春氏、環境ホルモンは空騒ぎではない
*景気拡大、「1年以上続く」過半数
*辞めない首相に違和感
*鉄鋼業界、CO2削減で協力
*CO2回収コスト半減技術
*東証、一時458円安
*温室ガス削減、戦略なしの批判
*食料自給率40%を切る
*コカ・コーラ、ペットボトルを再生樹脂100%に
*石化の原料転換進む
*泊原発、止まらぬ不審火
*環境政策自治体リード
*有機食品「食の安全」で弾み
*ブリヂストン世界首位固め
*VW環境型ディーゼル
*ノキア用の電池4600万個交換
*アフリカ支援 日本停滞
*排出量取引、嫌がる業界、決めぬ政治
*夏物、猛暑で急増
*ダウ・ケミカル、水素発電でCO2削減
*炭素繊維で車1割軽量化
*超伝導材料で送電
*北極海の氷面積、最小に
*酷暑ピーク、ラニーニャ+ジェット気流蛇行
*国内最高気温74年ぶり、40.9℃、熊谷と多治見で
*ソニー、全米で無償家電リサイクル
*「白い恋人」賞味期限改ざん
*新日鉄太陽電池素材に参入
*オフィスの省エネ進まず
*林業復活? 間伐推進で
*家電リサイクル料下げへ
*東電、なんとかピーク需要を乗り切る
*甘かった原発耐震指針
*中華航空炎上
*小池大臣vs守屋事務次官
*SiC製の半導体で省エネ
*夏の電力ピーク、6社が最高更新
*日本でも幻の焼畑
*住宅長寿命化へ税優遇
*船の燃費指標を作成へ
*日本産のコメ、中国で売り切れ
*安倍改造内閣発足へ
*塩ビ、20年ぶりの高値
*はしかが若者に流行
*氷殺でやけど続出、ライオン自主回収
*レジ袋削減計画義務化:杉並区
*安倍内閣の支持率41%に上昇
*ホンダ、日産もBRICsで低価格車
*古紙論争、環境省vs林野庁


9月
*メルケル首相、温暖化防止を訴える
*薄型テレビ、乾燥機にもリサイクル料金
*国連準備会合、2020年「温暖化ガス25〜40%」
*猛暑やっと一息
*APEC、エネルギー効率25%以上改善
*CO2からプラスチック
*中国物価一段と警戒
*フランクフルトショー、ディーゼル中心
*超小型車、VWとトヨタ開発着手
*ヒートアイランド対策は緑化
*安倍首相辞任
*CO2排出権、国内企業活用進む
*中国、最大油田の生産半減
*代替フロンの使用量、途上国で急増
*「環境」中国共産党規に
*アブダビ政府系機関、コスモ石油の筆頭株主に
*東京湾、進む酸欠
*古紙に異変、輸出急増で奪い合い
*フロン規制前倒し、途上国で10年
*「ポスト京都」、国連・米政府、相次ぎ会合
*福田氏首相に
*北極海の氷、さらに縮小
*「ポスト京都」米国、国連の枠に復帰
*燃料電池、携帯向け商品化へ
*水素燃料電池車、大阪−東京無補給
*「ポスト京都」09年決着で合意
*プラゴミの議論盛んに
*排出権取引に商社走る


10月
*ミネラルウォータの輸入35%増
*新車販売、27年ぶりの低水準
*輸入原油・LPG最高値に
*ODA再構築を、緒方さん
*プラグイン車始動
*化学物質の影響調査、子ども10万人対象
*温暖化対策「小店舗」も排出量取引
*釧路湿原のタンチョウ、50年前から水銀汚染
*長持ち家電、経年劣化で事故
*環境税賛成、4割で反対を上回る
*日本のワインは温暖化で高品質化
*排出権取引、欧米が国際市場形成
*波力発電、効率2倍
*温暖化緩和に24兆円必要、国連試算
*鉄鋼業界のCO2削減、米中印も参加
*CO2削減、産業界、削減量3割上積み
*三菱重工、省エネジェット開発計画
*多摩地区、レジ袋削減運動相次ぐ
*アフリカ、新規油田に沸く
*CO2追加削減1300万トン
*家庭・オフィスには決定策なし
*東京モーターショー、やさしい車競演
*トヨタ、70km/Lのショーカー
*欧米もハイブリッド車へ
*水素自動車表舞台へという記事
*液晶テレビからレアメタル回収
*ノーベル平和賞、ゴア氏とIPCC
*温室ガス、7割減らせるか?
*CO2排出に経済的な痛みを、パチャウリ氏
*ホンダ、低価格ハイブリッド投入へ
*消費税5−7%アップ必要
*省エネ投資よりも、排出権購入
*超薄型TVへ商戦火ぶた
*日産、GT−R発表
*VW超小型ディーゼル日本に投入予定
*高炉CO2排出3割削減技術開発へ
*EUのCO2排出権取引ますます拡大
*中国、省エネを国策に
*電気自動車、開発加速。2009年発売
*廃プラ埋立限界で焼却7割
*ガソリン最高値更新、150円目前
*NY原油93ドル
*温暖化ガス、米、印、中で世界の半分


11月
*企業のCO2削減宣言続々
*温暖化ガス、2年ぶりに1.3%減少
*廃プラ課題山積、ダイオキシン問題後遺症
*ガソリン149.9円
*NY原油98ドル後半
*IEA、原油2030年に150ドルと予測
*CO2削減義務化で東京都と企業対立
*中国CO2排出世界一ほぼ確定
*プリンターのリユースインク、キャノン勝訴
*守屋癒着、続々判明
*サブプライム楽観論後退
*英国、原発新設再開、支持多い
*アマゾンを脅かすサトウキビ
*住宅の効果的冷暖房方法などの記事
*三菱ふそうのハイブリッド、ダイムラーへ
*石油代替燃料GTLを洋上で生産
*中国貿易黒字、2000億ドル
*トヨタ、主要車種を軽量化
*レアメタル確保、官民で巻き返し
*CO2分離膜開発、RITE
*高性能LED素材量産
*ニューカレドニアのニッケル開発に追加投資
*IPCC、統合報告書
*今後の20年の努力が重要
*下水処理からエネルギー
*日米、産業別温暖化対策を促す
*バイオ燃料、低コストで量産、廃材から
*IPCC、2050年までの温暖化対策、300兆円(世界GDPの5.5%)必要
*動植物、種の3割絶滅のリスク
*NY原油ピーク、99ドル超え
*広がるフェアトレード
*ポスト京都の目安は2度上昇まで
*OPECも温暖化対策、世界と協調
*揮発油税の暫定税率が焦点に
*産油国、増産避け環境に軸足
*ラニーニャ長期化、厳冬に?
*24時間営業の見直し
*合成樹脂最高値圏に
*自民、増税派が失速
*温暖化ガス、世界の過去最高
*GDP1%のコストで温暖化防げる、N.スターン
*政府、余剰排出枠の購入に方針転換
*ハンガリーから1千万トン?
*氷河湖の問題、多数報道される
*30万円車のライバルは二輪
*植物プラ量産技術開発の支援
*松下、家庭用燃料電池量産へ
*サランラップ値上げ
*コンビニ、ファミレスに省エネ義務化
*LED、明るさ蛍光灯並み
*違法伐採が問題に
*議定書期間、製造業のCO2排出3.7%減


12月
*環境経営ランキング、トヨタ1位
*インドネシア、対日LNG輸出削減
*対中協力、「環境」軸に
*省エネ、家庭が主役に
*COP13開幕
*日本、削減幅示さず
*15歳学力、全科目で後退
*バイオ燃料、関税ゼロ
*ネット書き込みで逮捕
*補正で原油高対策500〜600億
*都、3000億円税収移譲に合意
*余剰排出枠、83億トン。日本試算。
*森林減少防止策を排出削減と認定?
*家電リサイクル法、不適切処理相次ぐ
*色素増感型太陽電池実用化の目処
*レアメタル急騰、中国の揺さぶり
*COP13、行程表を巡る争い
*COP13、数値目標先送りで合意
*各企業、代替燃料を活用
*スズキ・日産、タイで低燃費車
*次世代無線免許、KDDI・ウィルコム
*ダイハツ、全軽自動車にCVT
*首相、アジアと日本を環境で繋ぐ方針
*環境省、CO2抑制業種別に指標
*中国の石油獲得、摩擦の嵐
*WWF、高級ブランド、エコで格付け
*EU、2012年までに自動車CO2を20%削減
*トウモロコシ、引く手あまた
*京都議定書、政府計画見直し案
*飲料水に医薬品残留(朝日)
*アラビア石油に幕
*日本も削減数値目標をダボス会議で
*東京原油も90ドルに
*環境省、ツバルに専門家派遣
*食の安全と農薬の記事(読売)



3.昨年末に出した2007年予測の評価

(1)ポスト京都の具体的な動きは出ない。温暖化、エネルギー戦略(バイオエネルギーを含む)、元素戦略がますます重要な問題になり、各国の思惑が交錯。
評価:◎。思っていたよりもさらに強烈だった。

(2)石油価格は、2007年中に一時的に$80を超す。
評価:○。$100を超しそうになるとは思わなかった。

(3)自然災害は、大洪水、大地震。加えて大旱魃による食糧生産減少。
評価:≒◎。ただし、中越沖地震で、刈羽原発が止まるとは思わなかった。

(4)国内政治は、安倍内閣がよたよたしつつも、政権を維持。
評価:完全に×。まさかあんな辞め方は。絶句。。。。

(5)国内の環境対策。京都議定書の2008年に開始される第一約束期間だが、2007年中には、ほとんど何の新規対策が取られることはない。
評価:◎

(6)電力消費は過去最高を更新。新規原発建設への動きがはげしくなる。
評価:◎と△。中越沖地震がなければ、そんな議論もありえたかも。

(7)不法投棄対策・リサイクルなどは粛々と。
評価:◎。廃プラが若干問題になっているが、余り大きな問題だとは思えない。

(8)国際情勢は、イスラムとその他の摩擦が拡大。イラクは良くはならない。イランが危険。北朝鮮は、いつ国家が壊れても不思議ではないが、2007年中には何も起きないだろう。しかし、韓国の新政権発足により苦境に立つだろう。
評価:◎と○の交じり。韓国新大統領の態度がまだ分からないので。



4.2008年の予測

 今年は特に難しい。日本の政治的情勢が見えないから。
(1)環境技術での日本の世界貢献、という言葉がかなり多く聞かれる年になるだろう。

(2)アフリカを巡る様々な動きが注目を集める年になるだろう。特に、資源争奪戦が熾烈になる。アフリカと同時に、中国産出のレアメタル対策が重要に。

(3)温暖化関係
 ダボス会議で福田総理は温暖化対策について何かを発表するらしい。数値目標だと思われるが、2020年に25%削減ぐらいのことだろうか。

 (a)2007年の二酸化炭素排出量は、2006年ほど少なくは無いだろう。刈羽原発が止まっていること、猛暑だったこと。冬は暖冬だったのだが。
 ということで、これまで環境省などの方針ではやらないことになっていた、国の排出権(いわゆるホットエア)の買いまくりで、京都議定書達成を目指すことになるだろう。

 (b)となるともっとも重要な家庭の削減、すなわち、市民レベルでの意識の改革は置いてきぼり。これが最悪な影響なのだが、そういう意識を行政が持つことは無い。

 (c)暫定税率を巡る自民党と民主党の争いは、誰か知恵者が民主党のマニュフェストにある温暖化対策との矛盾を攻撃すれば自民党の勝ち、そうでなければ、ポピュリズムで民主党の勝利だろう。この段階で、この暫定分を環境税だということにできれば、かなりの進歩だといえるのだが。メディアががんばれば行ける可能性はある。

 (d)洞爺湖サミット。日本の代表として福田さんが出ることになる確率が高いと思うが、だからといって、死に体なのは見え見えなので、インパクトのあることはできない。

 (e)ポーランドでのCOP14。結局、COP13と同じで、何も決まらない。

 (f)特定の産業には、原単位によるトップランナー方式で、超えた部分には排出課徴金。それ以外の排出(家庭、オフィス、交通)にはCap&Tradeという主張をできないものか。この方式が、もっともCO2削減量が期待できる。しかし、この路線にはならないだろう。

 (g)2008年からの第一約束期間。しかし、本当に必要な対策は、目前のものではない。2020年、あるいは、2050年を見据えた対策。しかし、そのような長期的な対策が日本国内で行われる訳も無い。

 (h)日本の経済界、特に、経団連のメンタリティーも変わらない。変わるのは、2010年からだろう。

(4)日本の政治体制が固まらないので、2008年は、日本にとって最悪の年となる。政界再編が起きないとどうしようもない。

(5)景気は、はっきりしない状況が続く。物価上昇は進行。同時に、多少円高傾向にはなるだろう。現在、為替面でも原料高なので、一部の日本産業にとっては却って追い風かも。ただし、価格転嫁ができる強さがあることが条件。自動車、電機は減速だろうか。
 ただし、中国が変調を来たさないというのが条件である。もしも、中国で大規模な暴動でも起きれば、世界的な恐慌状態も可能性あり。今年は、北京オリンピックで確率は低い。

(6)原油価格は、いよいよ100ドルを超すだろう。ただし、長期間にわたって100ドルを超すとも思いにくい。

(7)自然災害は、大洪水、大地震。日本で起きないことを希望。世界的には、加えて大旱魃による食糧生産減少。