________________

 3代目プリウスで30km/L超     07.12.2009
     



 いくら3代目でも30km/L(燃費計での話)を超すのは結構なチャレンジだろうと思っていた。これはどうやら単なる先入観であったようだ。

 日曜日の朝、家内を羽田空港まで送ったが、その往復で、なんとあっけなく30km/Lを超してしまった。

 自宅から羽田空港は、距離にして20km程度。今回の経路は東京学芸大学附属高校の下馬キャンパスの前の道を抜けて、環状七号に出て、そこからひたすら南に走る。大田市場の前の国道357号線へ右折で入り、海底トンネルを抜けて羽田空港という経路。帰りもほぼ同じだが、環七の駒沢陸橋から駒沢通りに入り、その後裏道で自宅に戻るコース。

 行きは、コールドスタートの影響と2人+荷物が載っていることが影響したのか、27km/L台だった。環七は、混んではいないが、がらがらというほどでもない。左側に駐車している迷惑な車があると、車線変更に気を遣う必要があるといった程度の混み方。エアコンは、ときどきON。外気温27℃。

 帰りは、ちょっと工夫が必要かと思って、クルーズコントロールをできるだけ使って運転してみた。といっても、そんなに長い距離をクルーズコントロールで走れる訳でもない。

 357号線に入ってすぐに使い始めたが、よくよく観察してみると、2代目に比べて、反応が極めて自然になった。2代目は、クルーズコントロールをセットしても、ちょっと速度が下がってから、加速して指定した速度に戻すといった感触があった。

 3代目の制御は、よくできたクルーズコントロールのもの。セットした瞬間からピタッとその速度を制御する。ベルギーに行ったときにレンタカーで借りていたメルセデスのE240CDIのクルーズコントロールがそんな感じだった。

 都内でクルーズコントロールを使うと、頻繁にセットし直しになるが、信号で止まって普通に加速して「この速度」というところになったら、セットする。多少の加速減速は、レバーを使って設定速度を多少上下することで対応できるのだが、危険性が無い訳ではないので、慣れるまではお奨めしにくい。

 帰りの環七も、混み方は大体同じ。渋滞は無いが、信号には結構引っかかる。前後にいつでも車が居る。速度は上がったり下がったり。

 こんな状態で駒沢陸橋まで帰ってきたときの燃費計が29km/Lに達していた。バッテリーの残量を見ると、1本空きぐらいで、ほぼ満量の状態。これならEVで走ると、ひょっとしたら30km/Lを超すかもしれない。ということで、残り距離2kmの付近からできるだけEVで走る。発進は通常のECOモードだが、一定速になると思ったらEVにする。これでどんどんと燃費が伸びて、もちろん、バッテリーの残量がどんどんと減ったのだが、30.2km/Lで自宅に到着。

 30km/L超えなど、なんだ簡単ではないか。バッテリー残量は、出発時よりも1本下がったところだった。やや反則とも言えるが、往復40kmちょっと走っているので、まあ誤差の範囲の反則だろう。

 どこかに3代目の燃費データが無いか、と思ってWebを探ってみたら、こんなものがあった。ギネス記録保持者の宮野氏(内科医で英国などでギネス記録をいくつも破っているエコランのベテラン)が、3代目で、1600km無給油を目指して、東京から九州までドライブと記事が見つかった。

 残念ながら、達成できなかったようだ。同行した燃費用改造を加えた2代目であるユラプリ号は、1600km無給油を達成した。

 Webからちょっと引用しみよう。
http://car.watch.impress.co.jp/docs/news/20090617_294388.html

 「鹿児島ICの手前、桜島SAで新型プリウスの無給油記録チャレンジをギブアップ。1388km走って燃費計は33.1km/L。これに対して一度ミスコースしたユラプリ号は、1396km走って34.2km/Lでしたが、その時点で燃料ゲージが4つ残っていました」。

 「ユラプリ号の熊本空港到着時点での走行距離は1677.2km、燃費計では34.5km/Lを記録しました」。

 ユラプリ号は2代目だから満タン45Lというカタログ仕様なのだが、ジャッキアップして給油するという力業で、58Lを食わせてあるとのこと。一方、3代目には、そんな荒技は利かないらしい。

 ちなみに、この挑戦に、インサイトも同行している。往路は、31km/Lという記録だったようだ。ユラプリ号のオーナーのブログをご覧下さい。
http://yurataku-ya.cocolog-nifty.com/blog/2009/06/post-df0c.html

 宮野氏がドライブした3代目は、L仕様のようだ。もっとカタログ燃費の良い仕様なので、この車種を選択するのが当然なのだが、残念ながら、L仕様にはクルーズコントロールが付いていない。タイヤもグッドイヤーのGT3である。このタイヤも良く転がるが、G仕様についているブリヂストンのエコピアの方が良さそうに思える。

 2代目までだと、クルーズコントロールを使うよりも、人間コントロールの方が燃費を稼げるように思っていたが、3代目は、ひょっとするとクルーズコントロールに任せた方が燃費が良いのかもしれない。エンジンとモーターを最適に制御するという意味では、中身をよく知るクルーズコントロールの脳みその方が、人間よりも賢いことがあっても、当然のように思える。

 もう一つ。これはまだ感触なのだが、3代目は、登り下りには余り強く無いのかもしれない。というのも、以前、ほとんど同じコースで東京都野鳥公園まで出かけたとき、気温などの条件も今回とほぼ同じだったのだが、環七を走っているときには、まあまあ良い燃費だと思っていたところ、城南島、京浜島などをつなぐ橋の登り下りを繰り返すと、燃費が急降下した。ということは、車がやはり重くなりすぎているという可能性がある。

 なんといっても、普通の車でも、燃費は車重で決まるといっても過言ではないからだ。