インフル対策用の空気清浄機はどれ   02.20.2011  




 今回の話題は、またまた空気清浄機で、その第二弾。
 前回の検討で、
http://www.yasuienv.net/AirPurifier.htm
空気清浄機がもっとも威力を発揮するのは、タバコの煙であることが分かった。

 同時に分かったことが、花粉症の対策手段としては、空気清浄機は有効であるとは言えないということであった。

 2月になって、インフルエンザの発症件数は少々ピークを過ぎたようだが、
http://idsc.nih.go.jp/idwr/kanja/weeklygraph/01flu.html
まだ多少気になる状況かもしれない。

 今年のインフルは、どうやらかなりの割合で、昨年、一昨年に騒がれた新型インフルのようではあるが、日本人も慣れてしまったようで、だからといって問題にされていることはない。

 さて、今回のテーマは、インフルエンザ、あるいは、ノロウイルスのようなウイルス対策として、空気清浄機が有効だとしたら、どの機種がもっとも優れていると言えるだろうか、という検討をしてみたい。



C先生:こんなテーマを設定したものの、本来の専門分野ではないウイルスについての知識をかなり新たに取り入れないと、きちんとした議論ができそうもないが、大丈夫だろうか。

A君:やや心配ですが、まあ、やるしかないのでは。

B君:やはり専門家の意見をきちんと収集する必要があることは間違いない。例えば、国立感染症研究所(感染研)とか。

A君:感染研の感染症情報センターにあるウイルス関係の記事を総ざらいしますか。

B君:まずは、ノロウイルス感染症から。これは、ノロウイルスの感染経路についての文書。
http://idsc.nih.go.jp/disease/norovirus/0702keiro.html

A君:この文書の問題意識は、2006年に、東京都豊島区のホテルでノロウイルス感染症が集団発生したのですが、そのときに、「空気感染」という言葉が使われた。それが果たして適切な用語だったのかどうか、ということです。
 ノロウイルスの感染経路については、便や吐物に接触した手を介する「接触感染」と、ノロウイルスに汚染された食品を食べてしまうという「食品経由」のルートが知られています。
 ところが、この他にもあるというわけです。
(A)吐物や下痢便の処理や、勢い良く嘔吐した人のごく近くにいた際に、嘔吐行為あるいは嘔吐物から舞い上がる「飛沫」を間近で吸入し、食道を経由して、飲み込んで、消化管に入ってしまうという感染経路。「飛沫感染」
(B)吐物や下痢便の処理が適切に行われなかったために残ってしまったウイルスを含む小粒子が、掃除などの物理的な刺激によって空気中に舞い上がり、それを間近とは限らない場所で吸入し、やはり食道を経由して消化管に入ってしまうという感染経路。

B君:この文書によれば、この(B)の経路と思われる感染が、海外でも知られている。1985年にカナダ・トロントの病院で起きた感染性胃腸炎発生のケースだと、11月10〜14日の間に感染が起きたと考えられたとのこと。11月11〜12日に救急外来に来た人の間に異常に高い割合(33%)で胃腸炎が発生した。しかも、救急外来で長時間すごした人ほど高い発症率だった。さらに、患者やスタッフと直接接触していないのに、かつ、短時間しかそこにいなかった清掃スタッフも発症した(39名中9名)。

A君:この場合ですと、5μm以下の飛沫核が環境中に漂って、それを吸入したという感染経路を考えざるを得ないという印象だとしています。

B君:さらにすごい例が報告されているとのことだ。1998年12月のこと、あるホテル(米国?)のレストランで、食事中に一人が嘔吐し、そこでたまたま食事をしていた126人中52名が48時間以内に発症した。嘔吐した人から離れたテーブルでも感染者が出たが、同じレストランでも、別の部屋で食事をしていた人には感染者は全く発生しなかった。

A君:この場合は、どうなんでしょうね。飛沫感染だとしたら、遠く離れたテーブルの人は感染しないと考えるべきなのでしょうが、非常に乾燥した状況で、飛沫が乾いて飛んだのでしょうか。

B君:あまり詳しくは説明されていないのでよく分からない。

A君:さて、豊島区の事例については、嘔吐発生後数日が経過した嘔吐場所が感染が起きた原因になっていると考えられる、としていますね。その報告が、これです。
http://idsc.nih.go.jp/iasr/rapid/pr3251.html

B君:なんと436名も発症しているのだ。12月2〜3日の利用客が300名。

A君:一人の客が、3階と25階の宴会場の前の廊下の絨毯の上に嘔吐した。そこを洗剤で清掃したが、消毒をしなかった。そのため乾燥した飛沫が空気中を漂っていた。特に、25階の廊下は、換気が不十分なところだったと思われる。こんな見解ですね。

B君:ということではあったが、「空気感染」という名称ではなくて、「塵埃(じんあい)感染」という名称が提案されている。

A君:「空気感染」という言葉は、結核や麻疹の場合のように、嘔吐物のようなものが感染源になる場合ではなく、人そのものがが感染源になる場合に限って使うべきだという主張のようですね。

B君:この「塵埃感染」を防止するためには、もっとも重要な対策が、嘔吐をした場所などの消毒。それによってウイルスを不活化することを目指すべきだ、としている。

A君:ノロウイルス感染症にかからないために、そしてかかってしまったらどうするか、という対応法については、このページが良いでしょう。
http://idsc.nih.go.jp/disease/norovirus/taio-a.html

B君:下痢をしたからといって下痢止めを最初から与えるのは、ウイルスを腸内に留める可能性が高いので、ヤメるべき、と記述されている。

A君:下痢というのは、人体の正常な防衛反応なので、下痢によって脱水症状にならないように水分の補給をしながら、対処するのが重要。これが一般論。

B君:吐物の処理には、マスク、手袋、メガネを着用。雑巾・タオル等で、しっかりと拭きとること。拭きとった雑巾・タオルはビニール袋に入れて捨てる。その後、200ppm程度の濃度になるように薄めた家庭用漂白剤(次亜塩素系のもの、大体200倍ぐらいに希釈)、を広めに撒いて殺菌。汚れた衣服なども感染源なので、いきなり洗濯機で洗うと洗濯機がノロウイルスで汚染され、同時に洗っている他の衣服にも付着する。そこで、まず水洗いをし、その場所も塩素系消毒剤で消毒をすること。

A君:嘔吐がある場合などの処理以外だと、普段の予防法は、一にも二にも手洗い。

C先生:ノロウイルスについては、大体分かったようだ。

A君:まとめると、飛沫核の大きさは大体5μぐらいと考えられる。ノロウイルスの不活化には、次亜塩素酸系の殺菌剤が良い。予防は、一にも二にも手洗い。

C先生:それでは、インフルエンザに行こう。やはり感染研のHP。
http://idsc.nih.go.jp/disease/influenza/fluQA/QAdoc01.html

B君:まず、普通の風邪とインフルエンザの違いから。
 普通の風邪も実はウイルス性の感染症。ライノウイルス、コロナウイルスなどが病原体。一時期流行して恐れられたSARSも、実はSARSコロナウイルスが原因だった。

A君:もし感染したときの対処法として必要なことは、タミフルなどの抗ウイルス薬についての知識。しかし、これは医者が処方するので、あまり問題はないです。

B君:患者の家族として重要なことが、解熱剤の選択。特に、15歳以下の患者には、アセトアミノフェン以外の解熱剤を使うべきでないという見解のようだ。日本小児科学会が2000年11月にだしているものだが。

A君:さて、インフルエンザの予防法としては、どんなことがあるか、と言えば、やはりワクチンの接種。これが一番。
http://idsc.nih.go.jp/disease/influenza/fluQA/QAdoc04.html
 そして、「空気が乾燥すると、インフルエンザに罹患しやすくなる」、とあります。その理由は、「乾燥により咽喉粘膜のウイルス粒子に対する、物理的な防衛機能が低下する」から。そのため、外出時にはマスクを利用したり、室内では加湿器を使って、適度な湿度(50〜60%)を保つべきだ。
 「帰宅したときに、うがい、手洗いをすることは、普通の風邪の予防にも有効なので推奨。インフルエンザは飛沫感染をするので、インフルエンザに掛かったら、他の人への感染を防止するために、マスクを着用してください」、ということです。

B君:ノロウイルスだと、吐物の付いた着衣などにも注意をはらう必要があるとのことだが、インフルエンザの場合、着衣などにも大量のウイルスが付着していると思うのだが、その処理は。

A君:その記述もあります。まず、「ノロウイルスと違って、十分な湿度があれば、生存期間は短いので、通常の清掃で十分だと考えられます」、と記述されています。また、「インフルエンザを発症中に使用した衣服にはウイルスが付着していることが予想されますが、これまでの知見では、これから感染を起こすことは希であると考えられています。使用後は、通常の洗濯をし、日なたに干しておけば、ウイルスの感染性は消失します」、とのこと。

C先生:インフルエンザウイルスの特性については、こう記述されている。
http://idsc.nih.go.jp/disease/influenza/fluQA/QAdoc02.html

A君:インフルエンザウイルスは、直径が0.1μm。ウイルスは細菌とは異なり、生きた細胞の中でしか増殖できないため、インフルエンザウイルスは、空気中や土壌中などの環境中では増殖しません。

C先生:大体、これで十分な情報が得られたかもしれない。

A君:さて、今回のひとつの目的は、空気清浄機には、ウイルスを不活化すると称する付加的な仕掛け(イオン類を発生するなど)をもったものがありますが、それが果たして、どのぐらい有効化ということを議論することですね。

B君:しかし、まず最初に検討すべきことは、空気清浄機の本来の性能である粒子状の物質を捕捉することによって、ウイルス感染を防ぐことができるかどうか。

A君:その通りです。それが有効であれば、付加機能はいらない。

B君:最近の空気清浄機には加湿という機能もあるが、これをどう考えるか。

A君:単純な加湿器を持っていて、それで済むのであれば、値段は大幅に安いですから、加湿器を買えば良い。しばらく、加湿器の話をしますか。

B君:ところが加湿器というもので、決定的と思われるものがない。

C先生:かなり前のことになるが、超音波で水を微粒子にして空気中に吹出す加湿器が普及したことがある。ところが、この方式だと、いくつかの副作用があった。
 そのひとつが、雑菌が水に繁殖して、単なる水だけでなく、雑菌を一緒にばらまいてしまうということだった。大した被害がなければ良いのだが、実は、レジオネラ菌という日和見菌が繁殖すると、ときに、死亡事例が発生する可能性があるのだ。
 さらに、水にはカルシウム分が入っているので、そのカルシウムも一緒に空中にばらまいてしまう。こちらは、ガスストーブの炎がオレンジ色になるという副作用と、壁などに白い粉が付着するという副作用があった。
 消費電力は低くて、極めて合理的なシステムだったのだが、残念ながら、消滅した。

A君:いやいや消滅していないですよ。大メーカーは作るのを止めましたが、価格.comを見ると、30品目ほどもまだ発売されている。

B君:何も知らないで使うと、これは危険かもしれない。もしもこのような製品を使っているのなら、雑菌を空気中にばらまかないような仕組みになっていることを至急確認した方が良い。例えば、加熱する機構があれば大丈夫だし、なんらかの殺菌を行う機構を持っていれば大丈夫。三洋のウイルスウォッシャーとかがその例。ただし、空気もこれで殺菌と言われると、こちらの方は、「さて」、という感じはあるが。
 それに、銀イオンで殺菌という機種もあるが、銀イオンの抗菌作用ぐらいで十分なのかどうか、それは難しいところ。

A君:もっとも簡単には、やかんのようなものでお湯を沸かして湯気を出すというやり方が殺菌法としては明瞭かつ充分で良いのですが、これだと、消費電力が高いという決定的な弱点があった。

B君:電気で暖房あるいは加熱するというのは、贅沢な方法ではあるが、エネルギー消費、二酸化炭素の発生という二点が大きな問題だ。デロンギのオイルヒーターなどは、安全性、快適性の点では満点に近いのだが、環境面からは不合格としか言えない。

A君:デロンギの話がでましたが、ボネコ/デロンギの加湿器というものがあって、これは面白かった。これは確実に消滅したのでは。と思って調べたら、まだ売っているようですね。メカニズムは水槽に下半分が浸かりながらディスクがゆっくりと回っているところに上から空気を吹きかけているだけ。この機種の水の殺菌機能は、銀イオンだけ。

B君:銀イオンに抗菌効果はあるのは事実。しかし、十分な銀イオン濃度があるかどうかなど、様々な条件を満足している必要があるので注意が必要。

C先生:なかなか本題に行けないようだ。こんな検討をして、まとめに入ろう。
 まず、
(1)インフルエンザウイルスは、空気中に漂っているという可能性があるのかどうか。
 もしも漂っているとしたら、空気清浄機はそれを捉えることができるのか。
(2)もう一つは、加湿機能だ。国立感染症研究所のHPによれば、加湿によって50〜60%の湿度が維持できていれば、喉粘膜がウイルスに対して抵抗力を持ちうるので、湿度を保つだけでも良さそうだ。となると、加湿器を買えば良いのか。
(3)そして最後の課題だが、このところ、空気清浄機と言うと、プラズマクラスターイオン、ナノイー、ストリーマ、ウィルスウォッシャーなどの機能を持っているものが多いが、これらの機能について、若干、追加的な記述を行う。
 こんなところで、短めにまとめて欲しい。

A君:了解です。
 まず、(1)インフルエンザウイルスは、室内の空気中に漂っている可能性があるのか。それを空気清浄機は捉えることができるのか。
 これは、まず、どこにインフルエンザウイルスが存在しているか、ということですね。

B君:それは、場合を2つに分ける必要がある。(あ)インフルエンザの患者が家庭内にいる場合。(い)いない場合。
 (あ)いる場合には、その患者にマスクを付けさせることが重要。なぜならば、インフルエンザの需要な伝染経路は、飛沫感染だから。もしも、マスクが完全であれば、飛沫は飛び散らない。
 もしも飛び散ったとすると、飛沫の直径は、5μm以上だとされている。まあ、10μmだと考えようか。
 前回の空気清浄機の記事の中で引用した資料によれば、
http://www.t-dylec.net/technical_info/webinar/pdf/20100401_j.pdf
10μmの粒子の沈降速度が1100cm/hrなので、これは、20cm/分ぐらいなので、2mの高さから沈降するのに、10分はかかる。

A君:しかし、前回の検討での結論だと、大型の空気清浄機でも、10分間で室内の空気を全部吸い込むことはありえないのですが、非常に能力のある空気清浄機を狭い部屋で使えば、10分間で「煙モウモウ」の状態から、煙の濃度を1/8ぐらいにはできるようですので、かなりの飛沫を吸い込むことができるかもしれません。

B君:いやいや、そうでもなさそうだ。結核のことを書いてあるHPによれば、
http://www.kaimayo.com/tb/0112.html
飛沫の落下速度は30〜80cm/秒とある。

A君:その速度だと、飛沫のサイズは100μm以上だということになります。これだと、飛沫は空中を数秒しか漂っていないですから、空気清浄機が吸い込むことは、全く考えられないですね。

B君:英文だが、こんなページがある。米国政府のCenter for Disease Control and Prevention(CDC)のものだ。
http://www.cdc.gov/flu/professionals/infectioncontrol/maskguidance.htm
 マスクの効果を検討しているページだ。インフルエンザのウイルスは、飛沫で感染するが、その距離は高々3フィートとある。3フィートで落下するとなると、やはり相当大きな粒子だと言えそうだ。やはり、落下速度は大きいと結論しよう。

A君:インフルエンザの感染は、患者が咳とかクシャミをして、大きな液滴が直接口や鼻に入るか、あるいは、患者がクシャミなどをするとき、口を手で覆って手に液滴が付着。それをドアのハンドルなどに付ける。これを他の人が触って、最終的に口に入るという間接的接触感染の経路が多いのではないか、という結論にしましょう。

B君:ちょっと待ってくれ。飛沫は水滴だと考えれば、いずれ水分は蒸発して、飛沫核になるはずなのだ。しかし、CDCの文書を読んでも、インフルエンザの場合、飛沫核からの感染は考えられていないようだ。

A君:飛沫核の大きさは、5μm以下だと書いてあります。空気中の湿度が低いと、飛沫が飛沫核になるまでの時間が短いということなのでしょうが、3フィートで落ちる程度のサイズ(100μm)の場合に、飛沫核に変化する時間は、どこにもデータが見つからない。

B君:多分、こんな感触なのかもしれない。インフルエンザの場合には、飛沫がかなり早く落下してしまうために、飛沫核になるだけの時間、空中に存在しないと考えられていると結論して良いのではないだろうか。乾いたものが再度舞い上がることは無いのか。それはあるかもしれないが、感染力がそれほど強いウイルスではないので、感染には多数のウイルスが必要。そのため、一旦落下してしまうと、通常の掃除で良いとなっている。

A君:そうだとすると、(い)のインフルエンザの患者が家内に居ない場合というのは、考えても仕方がない。

B君:ということだ。すなわち、外出先から帰ったときに、衣服などにインフルエンザウイルスが付いていて、それが室内の空気中に漂うかもしれないが、これは、感染にとって重要な要素ではない、と結論しよう。

A君:そうなれば、空気清浄機は、感染に足りる数のインフルエンザウイルスを吸い込む可能性はかなり低く、結果的に、予防には効果がない、と結論すべきだといことになります。

C先生:それで良いだろう。それでは、次だ。(2)加湿器の効果は?

A君:これは、喉の粘膜を傷めないため、ということであれば、充分に効果があると言えるのではないでしょうか。

B君:しかも、国立感染病研究所のHPにあったように、湿度が充分(50〜60%)ある状態だと、インフルエンザウイルスは不活化するのが速い。

A君:しかも、ノロウイルスと違って、普通の掃除で対応すれば良い。

B君:となれば、むしろ、空気清浄機よりも、加湿能力の高い、より単純な加湿器を買え。これがインフルエンザの予防のコツなのではと思われる。

C先生:その結論で良いだろう。最後に、(3)プラズマクラスターイオン、ナノイー、ストリーマ、ウィルスウォッシャーなどの機能を検討しよう。

A君:すでに、大分長くなっていますが。

C先生:本当だ。これを始めるとまたまた長くなる。しかし、折角だから、第二部としてやるか。
 その前に、ここまでの結論を述べると、空気清浄機は、インフルエンザウイルスの予防には効果はないと断定しても良いものと考えられる。
 しかし、床などの掃除はした方が良いかもしれないので、やはり、掃除機の良いものを使って、マメに、というのが良いのだろう。
 インフルエンザの予防のために、何か新しく買うとなったら、空気清浄機ではなく、加湿能力の高い単純な加湿器を買うことがもっとも有効。しかし、加湿器も色々とあるので、レジオネラ菌などが発生して、それを空気中にばらまくと、死亡する危険性もある。
 厚生労働省によれば、
http://www1.mhlw.go.jp/houdou/1111/h1126-2_13.html
死者も出ているらしい。危険なのは、超音波方式と回転霧化・遠心噴霧型の2方式であると書いてある。
 もしも空気清浄機がなにかウイルスに対して有効であるとしたら、むしろ、ノロウイルスであろうか。しかし、ノロウイルスは、常時、家内を漂っていることは無い。いや、そのような状況を作ってはいけない。なぜならば、吐物などを次亜塩素酸で消毒することが必須であり、しかも、感染に必要なウイルスの数が少ないことが知られているので、空気清浄機で対応すると考えるのは間違いだからだ。
 結論として、ウイルス感染に空気清浄機が有効だという主張は、ノロウイルス、インフルエンザウイルスの両方のケースで、根拠が無いと判定したい。もしも有効だとしたら、麻疹ぐらいだろうか。

 ということで、第二部に続く