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 募集:院生参加者と企業スポンサー
  鳥瞰型環境学UNUサマースクール
 
 04.12.2005



鳥瞰型環境学エキスパート養成UNUサマースクール2005 
UNU Summer School for Bird's-eye View Experts on Environment 
主催:国連大学 後援:未定(交渉中)
お問い合わせは、yasui@hq.unu.edu へ

 本年も昨年と同様に開催いたします。

日時:
 8月22日(月)〜26日(金)、土日は休校、8月29日(月)〜9月2日(金)、以上10日間
  毎日 午前の部:10:00〜13:00、午後の部:14:00〜17:00 
  ただし、毎晩、午後20時ぐらいまで、グループ課題演習のための自主的議論と自主的作業の時間が入る可能性あり。
  暫定日程案

場所: 国際連合大学 5F 会議室
 〒150−8925 渋谷区神宮前5丁目53−70
 交通: 渋谷駅から徒歩10分、 表参道駅から徒歩6分

対象と募集定員: 大学院マスター1年、ドクター進学希望のマスター2年、ドクターコース1・2年として在学中の大学院生で環境関連の研究テーマを有する者(就職が内定しているものは不可)。 合計21

 講義は、文系、理系の区別なく理解できるように行われる。
 応募の仕方、作文の課題と分量、送付先などは後述。

費用: 院生の受講料は無料。 交通費は原則自己負担だが、遠距離参加者は片道分援助。遠隔地からの参加者で宿泊費が必要な場合には、最大50%&5万円まで補填する(予算状況により変更になる可能性あり。昨年は、補填率が予定よりも高かった)。

概要: 本年は予算の関係で、関東圏を中心における環境関係のベスト(と思う)教授・ベスト(と思う)研究員15名を集め、選抜された少数の大学院修士課程1年生、博士課程1,2年などを対象として、集中講義を行う(言語は日本語あるいは英語)。
 同時に、グループ演習課題を与える。数名の共同作業によって、ある提案書をまとめる。最終日に発表を行う。

 趣意書カリキュラム(暫定)などは後述。


企業スポンサー募集

企業・自治体・NGO・NPOからの参加: 会場には傍聴席を設け、企業・自治体・NGOからの参加者を20〜30名程度を、有料で募集。ただし、授業時間内に質問・発言は許可されない。参加者からボランティアベースで、演習課題へアドバイザーとしての参加を依頼する。

スポンサー費用(協賛費用): 1席あたり15万円。席が登録され確保されますので、途中での参加者の交代は自由です。NGO・自治体の場合には、金額は応相談。応募企業等多数の場合には、業種バランスを考えて、決めさせていただきます。支払いは、財団法人 国連大学協力会を経由します。使途は院生への補助と、講師費用。パンフレット、記録作成費用などに充当。


院生アルバイト募集(2〜3名)

 本サマースクール開催のために常時2名の補助者が必要。時給1000円。遠距離からの場合には、旅費・宿泊費を若干用意します。最低でも、前半あるいは後半の5日間は働けること。昨年の受講者を優先したい。


日程:暫定版

8月22日(月)
 10〜13時: 開講、ガイダンス、自己紹介など
 14〜17時: 概論
 18時〜:   懇親会

8月23日(火)〜26日(金)
 10〜13時: 講義
 14〜17時: 講義
 17時〜    グループ課題演習 7名1組×3。

8月27日〜28日 休み(土日)

8月29日(月)〜8月31日(水)
 10〜13時: 講義
 14〜17時: 講義
 17時〜    グループ課題演習 7名1組×3。

9月1日(木)
 10〜13時: 講義
 14〜17時: グループ課題演習 7名1組×3。

9月2日(金)
 午前:課題演習最終まとめ 午後:課題発表会。


カリキュラム−−講義の題目候補 順次決定され次第、公表します。
(講師と現在交渉中。全16講各3時間を予定。内、英語による講義が2〜3講の予定。) 
1. 鳥瞰型環境学の境界条件         安井 至 (国連大学)
2. 環境を総合的に測る             未定
3. ライフサイクルアセスメントとその延長     未定
4. 企業で環境部とは何か            未定
5. エコロジカル経済学の基本          未定
6. 廃棄物を経済学で切る            未定
7. 水は世界の持続性を決める          未定
8. 企業の環境報告の理想と現実         未定
9. アジアの環境問題と国際条約          未定
10.環境における開発段階と課題          未定
11.地球温暖化はどのぐらい重大か         未定
12.化学物質のリスクはどのぐらい重大か      未定
13.技術で環境問題は解決できるか        未定
14.エネルギーの供給はどこまで可能か       未定
15.自然保護の必要性と限界            未定
16.ごみ問題は今後どうなるか            未定
17.環境行政の現場から               未定
18.市民社会の環境観を変える           未定
19.グリーン商品による消費の変革          未定
20.環境コンサル、環境報告書           未定
21.環境問題のなんでもQ&A           安井+未定        
    

趣意書
鳥瞰型環境学とは何か

 環境学とは、地球上における人間活動のあり方を解析し、ある境界条件下で地球の限界と整合する解を求めることを目的とする学問体系であり、その取り扱う範囲は、この世に存在するほとんどすべての学問分野を包含する。

 一方、大学において環境学を学ぶ学生は、ある特定の分野の研究を遂行することによって、学位を得る。大学院に進学すれば、専門性はますます高まって、ある特定の分野を深く掘り下げることが学位を獲得する条件である。大学における最大の目的は、ある分野の専門知識を身につけることである以上、これは当然のことである。

 しかしながら、ひとたび実践の場に立つと、すべての解は相対的であり、絶対的な正解は存在しないことに気付く。したがって、ある境界条件下において相対的に「悪くは無い解」を求めることが実務となる。

 このように、環境を実務として実践する立場における知的活動と、大学院で行われる、ある特定の環境分野を深く掘り下げる知的活動とでは、かなり異なった知識と判断能力が求められる。

 相対的にみて「悪くは無い解」を求めるためには、一瞬にして境界条件を把握し、その中で可能な数種類の候補となる解を瞬時に想定し、そして、その後の比較的短い検討時間内に、自己の頭脳の中に存在する必要かつ十分な量の知識から必要な情報を抽出し、重み付けを行って、どの解がもっとも「悪くは無い解」であるかを判定する必要がある。このようなタイプの実践的な知的作業を可能とする学問体系を鳥瞰型環境学と命名する。

 例えば、気候変動を取りあげてみよう。「二酸化炭素排出量の削減は善か悪か」、と聞かれても、答えは無い。境界条件を様々に変えれば、答えが変わるからである。すなわち、現時点の答えと、100年後の答えは違う。しかも厄介なことには、未来に関することゆえ、不確実性というものも大きい。このような場合でも、今後5年後、10年後、30年後、そして最後には100年後ぐらいまでを見通して、その間に起こりうるもっとも大きなリスクは何か。それを回避するためには、どんな行動を取ることが最善であるかを考察する。しかし、その行動をとる際に起きるであろう、副作用の大きさはどのぐらいか、といった疑問をも瞬時に作成し、それに対して、一連の答えを用意することが鳥瞰型環境学の手法である。そして、その中から「悪くは無い解」を選択することが、鳥瞰型環境学の究極の目的となる。

 いわばマルチ人間にのみ可能とでも言えそうなこの能力を得るには、頭脳の中に濃密に蓄えられたあらゆる知識へのアクセスが一瞬に行われることが必要である。そして、その方法論を獲得するには、様々なエキスパートの頭脳の内部構造とその知的回路を感覚的に把握し、自己の頭脳内部で再構成することが必須である。

 このような能力を大学院在学中に身につけることは、不可能である。なぜならば、単一の大学院の学科の中に、広い範囲をカバーするこのようなエキスパートが数多く存在することは無いからである。

 ここで留意しなければならないことは、必ずしもすべての大学院卒業生がこの能力を身につける必要は無いことである。このような能力を備えた大学院卒業生は、日本全体で年間20人も存在すれば十分である。このような判断を要する業務は、非常に限られた場合にのみ必要とされるものだからである。

 国際連合大学は、通常の大学の枠組みとは全く異なる組織であり、大学間に存在する利害関係は全く存在していない。そのため、世界から最善の教授を集めることが可能である。今回、対象は日本人大学院生修士課程1年生、博士課程1,2年生21名に限定するため、教授も、日本在住の日本人あるいは外国人から選択する。予算の関係で、関東地域を中心にからベストと思われる人材を選択し、教授陣を構成する。

 講義は、したがって、日本語もしくは英語で行われる。英語能力も、マルチ人間にとっては必須の能力である。日本語の能力はさらに必須であるが。。。。

応募要領・作文課題と分量・提出法

応募書類: 氏 名、住所、生年月日、在籍大学院詳細、修士(博士)論文課題、
      卒業大学・学部・学科、卒業高校、自己紹介、特記事項、メールアドレス
作文課題: 「環境を専攻した理由と世界の環境問題にどうやって貢献するか」に関する適切な題目を自分で考え、作文する。
分  量:  和文は2500字程度で、英文はそれを自力で翻訳したもの。
応募方法: 以上の書類をMS−Wordなどで作成し、メールに添付して送付のこと。
       送り先:yasui@hq.unu.edu
締  切:  早いもの順に採択