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 食の安全、新規2冊    02.21.2010
     



 中西準子先生から最新の著書の寄贈を受けた。分野は「化学物質の安全」ではなくて、なんと「食の安全」。やはり食の安全分野の理不尽さに耐えられずということなのでは、と思うが、この分野での初の著書となった。

 その内容はと言えば、中西先生以外に、群馬大学の高橋久仁子先生、それに、松永和紀さんの3名の女性の共著に等しい本である。詳しいご紹介は無しにして、本HPのコメントとしては、「是非、お読みいただきたい」、とさせていただく。併せて、すでにご紹介した「ほんとうの食の安全」、畝山智香子さん著も是非。

「食のリスク学−氾濫する安全・安心をよみとく視点」、中西準子著、日本評論社、2010年1月15日初版、¥2000+税。2月20日現在のAmazonのランキング、5044位。

 それ以外に、三好基晴著、「『健康食』はウソだらけ」、祥伝社新書、という本を読んでみた。
 「『健康食』はウソだらけ」、三好基晴著、祥伝社新書109、¥740円+税、Amazonのランキング298,877位

 「健康食はむしろ危険性が高い上に、その効果も疑わしい」、という見解を示している本で、この点に関しては、これまで紹介した畝山智香子さん著書や、上記の中西先生の著書と同じだと思ったからである。

 実際、最初の部分から160ページ過ぎまでは、若干妙なポイントもあるなあと思いつつも、まあ80%ぐらいは正しい主張を行っていると思いつつ読んだ。ところが、この本の最後の結論は、実に飛んでもないものだった。

 この本の結論が飛んでもないことに便乗して、今回のHPの結末も、飛んでもないところに到達した。



安全の認識、特に、化学物質の安全の認識

C先生:食の安全について、正しいと思われる主張を行っている本を書く著者は、本当に少ない。
 実は、環境関係の学者でも食の安全や化学物質の安全について、正しい見解を持っている人は、極めて少ない。
 食に安全についてまともだと思えるのは、むしろ農学者の考え方だ。彼らは、絶対に安全な農作物が存在するとは思っていない。

A君:化学物質の安全に関する専門家には、2種類あるように見えますね。現時点でも、まだまだ危険だと思っているタイプと、その反対に、余程想定外の事態が起きたり、犯罪的な行為が行われない限り、化学物質が原因で人が死ぬことは無くなった、と思っているタイプ。

B君:いや。その理解は一見正しそうに見えるのだが、実は違うのではないか。化学物質の安全を専門にしていれば、後者の考え方、すなわち、想定外・犯罪以外では、人への被害は極めて限定的ということはすべての研究者が分かっている。しかし、それを言える人と言えない人がいる。この分野で、研究予算を必要としているかどうかが分かれ目かもしれない。

A君:考えてみれば、そうも言えることは事実ですね。
 研究予算としては、様々なものがあるのですが、例えば、化合物の毒性というものを迅速に、かつ、確実に評価する方法論といったことを研究している場合には、今後出現するであろう新規化合物が興味の対象で、すでに使用されている化合物については、まあ、「想定外・犯罪以外はOK」と思っている。
 それに対して、すでに大量に使用されている化合物もそうだし、非意図的に発生してしまう化合物が危険だという主張をすることによって、自分の研究費を取りたいというタイプの研究者もいて、数は少ないのですが、化学物質は危険だというメッセージを出し続ける。

B君:その最たるものが、廃プラの中間処理施設から出る「未知の化学物質が危ない」という一派。

A君:実態は、未知の化学物質のリスクなどを問題にしている暇はない。影響が見えない程度以下という理由で未知なのだから。

B君:動物実験を基本とする実験的手法では、未知の化学物質のリスクを定量的に測定することはできない。

C先生:二人の議論を聞いていると、面白いことが分かった。化合物という言葉と、化学物質という言葉を非意図的にだろうが、使い分けている。

A君:そうかもしれません。化学物質=人工の有害性が強い化合物、というイメージを持っている言葉ですから。天然化合物という言葉はあっても、天然化学物質という言葉は、余り使われない。「化学物質は、それが天然か人工かに依らず、、、、、」といった使い方になりますか。

B君:「化学物質の危険性」という言葉をどう使うかで、その人の基本的なマインドが分かるということかもしれない。

C先生:そろそろ、その本の概要を説明してくれ。


三好氏の著書

A君:三好基晴氏という著者は、その本の後ろ表紙によれば、「医学博士、臨床環境医。東海大学医学部でスポーツ医学に基づくトレーニング方法を研究中」。これが恐らく本業。
 しかし、副業として、「アトピー性皮膚炎や花粉症などのアレルギー性疾患、化学物質過敏症、電磁波過敏症、生活習慣病などに対して、薬を使わず、衣食住の生活環境を改善する賃料をしている」、となっている。

B君:なるほど。未知の化学物質が危ないと主張している学者は、アトピーや過敏症も研究対象にしている場合が多いが、それはなぜだ。

A君:恐らく、相当多くの患者がいることは事実だからでしょう。しかし、原因が未だに特定されにくい。原因は体質なのか、あるいは環境なのか。それとも両方なのか。

B君:「環境」が原因だとすると、その環境とは何か。

C先生:アレルギー性疾患というのは、免疫システムがなんらかの異常状態になっていると解釈すべきこと。ここについて、どのような説明がなされているか、その本の内容を検討してから、議論すべきだろう。

A君:それでは、早速紹介しますが、読んだ感じでは、健康食品についての論評の多くは、いつも紹介している国立健康・栄養研究所のHPを引用している。その部分については、まあ良いとして、それ以外の部分については、本HPの評価を加えるべきではないでしょうか。

B君:まあ、それも走りながら考えよう。

A君:了解。
 まずは目次から。
序章  健康食の信仰はこうして作られる
第一章 健康食のウソ
第二章 健康成分のウソ
第三章 健康イメージのウソ
第四章 健康食品のウソ
第五章 ダイエット食のウソ
第六章 自然食のウソ
終章  美味しく安全な食の食べ方、選び方
B君:ウソ、ウソ、ウソ、、、と並んでいる。個別の項目を検討することになりそうだ。


序章  健康食の信仰はこうして作られる

A君:序章の話は、「発掘!あるある大事典」の批判から始まるもので、すでに本HPの読者には当然のこと。食品と健康との関係などは、総合的に判定すべきものなのに、その一部だけを強調していることを信じるな。

B君:そもそもテレビ番組で、特に、民放のテレビ番組は、エンターテイメントなんだからと割り切らないと。

A君:ただ、ここで一つだけ特別に取り上げておきたい記述があります。それは、「少人数で短期間の実験で信用させる」。
 「午後は○○おもいっきりテレビ」にがり水のダイエット効果をテーマにしたとき、たった3人の女性に毎日コップ5杯のにがり水を飲ませただけ。

B君:もう一つあるじゃないか。医学博士のコメントで信用させるというのが。医学博士は、医者じゃなくても取れるという指摘。加えて、学会発表や論文発表で信用させるというものがある。

A君:マイナスイオン騒ぎのときに活躍した菅原明子女史はも医学博士、だと思ったら、保健学博士だった。学会発表、論文発表も、その通りで、誰でもできると考えた方が良い。さらに、誰がスポンサーか、まで考えないと駄目な場合も多い。

B君:その本でも納豆ダイエットの被験者が、なんと納豆をPRする団体の関係者だったという話しが紹介されている。


第一章 健康食のウソ 

A君:C先生からコメントも無いようだから、第一章に行きます。これから先は、どうも個別のトピックスを挙げることになるようですね。

記号の説明
◇(番組などによる主張、使用されたトリック)、
▼(駄目な理由by三好)、
☆(本HPからのコメント・反論など)などのマークの説明は省略。


「納豆を食べれば血液サラサラになる」というウソ
 ◇(使用されたトリック)ナットウキナーゼという酵素を使った試験管中の実験で溶血性を示した。
 ▼(駄目な理由by三好)ナットウキナーゼは、腸からから吸収されない。
 ☆(本HPからのコメント・反論など)吸収された成分からナットウキナーゼを合成する能力はヒトにはないことを追記すべき。

「血液サラサラが良い」というウソ
 ▼血液サラサラ=出血ドバドバ
 ▼血栓は、動脈硬化が主因
 ☆まあそんなところ。

「ビタミンK2強化の納豆(特定保健用食品)で骨が丈夫」というウソ
 ▼直接的反証ではなく、この納豆菌の遺伝子に突然変異を起こす操作とその結果、さらには、培養液に使われている牛エキスを問題にしている。
 ☆確かに、このような突然変異によって、菌が有害成分を産出し、病原菌的な性格を備える可能性がある。
 ☆納豆菌の培養液中の牛エキスが問題だと著者は言うが、こちらは問題にならない。

「発酵醸造食は健康によい」のウソ
 ▼菌が人工培養されているから危ない。
 ☆不安と言う言葉を使って否定しているのは非科学的。
 ☆伝統食としての発酵醸造食品は今後とも続けるべきだ。

「赤ワインのポリフェノールで健康に」のウソ
 ▼ポリフェノールは単一物質ではない。
 ▼ポリフェノールは場合によると、活性酸素を増やす。
 ☆まあその通りだろう。

「ブルーベリーで眼は良くなる」のウソ
 ▼第二次世界大戦中のパイロットの証言が元で、ほぼ根拠無し。
 ☆まあ、当然だろう。

「海洋深層水」のウソ
 ◇海洋深層水はミネラルが豊富
 ▼ミネラルの量はほとんど変わらない
 ▼発泡酒の件を指摘
 ☆ほぼ同意。
 ☆アサヒ本生のことと思われる。
http://www.asahibeer.co.jp/news/2000/1219_2.html
 ☆公正取引委員会からの指摘を受けた。現時点ではさすがに使っていないのだろう。

「にがり水ダイエット」のウソ
 ◇にがり水はダイエットだけでなく、便秘、生理痛、冷え性に効く
 ▼体重低下を招く下痢を誘発することは事実。
 ☆その通りだろう。

「緑茶で健康」のウソ
 ◇疫学調査by東北大学。循環器系の脂肪リスクが低下する。
 ▼緑茶を飲む人は和食を食べているからなのではないか。
 ▼お茶に使われる農薬や肥料のことを無視している。
 ☆東北大学の研究とはどれを指すのだろうか。調べてみたら、栗山進一東北大准教授(公衆衛生学)の研究結果らしい。
http://www.pbhealth.med.tohoku.ac.jp/outline/cohoto/0609jama.html
 ☆緑茶の効果についても、信じ込むようなものでも無いだろう。ただし、農薬や肥料が危険という指摘は根拠薄弱。


第二章、「健康成分のウソ」

「カテキンは農薬だ」、「カテキンで体脂肪は減らない」、「カテキンには発がん性の疑いあり」。「カテキンは高血圧の予防はできない」
 ▼このような主張には根拠がない。
 ☆確かにそうかもしれないが、カテキンは農薬だという根拠もない。
 ▼カテキンには5種類ある。それは1.カテキン、2.エピカテキン、3.エピガロカテキン、4.エピカテキンガレート、5.エピガロカテキンガレートである。
 ☆もしもカテキンとエピカテキンを別の化合物だと見るのならば、それは、立体構造が違うだけなので、「カテキンは8種類ある」と言うべきだろう。さらに、カテキンの場合のガレートは英語で書けば、gallateで、没食子酸エステルのことなので、これはガラートと発音するのかもしれない? 元素であるGa(ガリウム)の酸化物も実は、英語で書くとgallateで、これと他の金属との化合物はガレートと発音する? いや難しい。
 ☆ここでも、茶の農薬などを問題にしているが、そこも根拠薄弱。

「カルシウムが不足して骨折しやすい」というウソ
 ▼フィンランド人は世界一の牛乳消費国であるが、骨折は多い。
 ▼そもそも牛乳は飲まない方が良い。
 ▼ヨーグルトなどの乳製品を毎日食べるのは良くない。
 ☆牛乳、乳製品については、中西先生の著書で、中西「牛乳は飲んではいけないという主張がまたでてきました」、高橋「牛乳有害論ですね。ひどいですよ、あれも。」

コラーゲンで、「肌は潤わない」。「骨は丈夫にならない」
ヒアルロン酸で「肌は潤わない」
 ☆これらはその通りだと思う。

コエンザイムQ10は薬剤だ、α−リポ酸も薬剤だ
 ▼かつて、ユビデカレノンという心臓病の薬だった。しかし、心臓病の薬として有効性が疑問視され、サプリメントになった。摂取量は、心臓薬としては1日30mgと決められていたが、サプリメントになった瞬間に100〜300mgも摂取するようになった。副作用がでても、誰も責任を取らなくて済むようになったからである。
 ▼αーリポ酸は、かつてチオクト酸アミドという薬剤だった。特殊な用途に使われていたが、副作用として食欲不振、吐き気、下痢などがあるとされていた。医薬品としては、1日60mgと決められていた。しかし、サプリメントになったため、1日100mg摂りましょうとなった。誰も責任を取らなくて良いからである。
 ☆これらの事実は、新知識だ。採用!

アミノ酸では、「ダイエットはできない」、「アミノ酸に効果があれば、ドーピングになる」、「ギャバという脳に利くアミノ酸は、脳へは行かない」
 ☆これらは正しそう。

「サプリメントで死亡率が上がることもある」
 ☆何回も指摘されていることだ。

「活性酸素にはメリットとデメリットがある」
 ▼人工的な化合物が作る活性酸素は悪い効果があるが、自然に発生する活性酸素は良い効果がある。
 ☆活性酸素にそんな区別があるとは知らなかった。科学的な証拠があるのか。それを全く記述もしないで、断定している。


第三章「健康イメージのウソ」、第四章「健康食品のウソ」、第五章「ダイエット食のウソ」

A君:まだ多少あるのですが、これで第二章が大体終わり。そして、第三章「健康イメージのウソ」、第四章「健康食品のウソ」、第五章「ダイエット食のウソ」、に行くのですが、それほど特筆すべき章ではない。

B君:「デトックスは毒出しか毒入れか」、「プロポリスはミイラの防腐剤」、「ウコンの悲劇−健康のためなら死んでも良い」ぐらいが少々インパクトがあった。


自然食のウソ

A君:そして第6章「自然食のウソ」

B君:ここに実はもっとも期待したのだ。目次だけ見ると、「有機農産物は無農薬とは言えない」、「農薬を使うために有機認証を取る」、「残留農薬ゼロだから安全とは言えない」などなど。

C先生:ところが、その執筆の意図が全く違うことが分かったということだ。有機農産物は駄目だが、その先に、無肥料・無農薬農産物という「完全な食品」があって、それが良いという主張だったのだ。実際のところ、これには大いに驚いた。

A君:「1日摂取許容量ADIは安全ではない」という記述があるので、変だなあとは思ったのですが。

B君:「動物実験では検出できない病気がある。例えば、アルツハイマー病、うつ病、アレルギー、化学物質過敏症などだ。食品添加物として数10種類の毒物を摂取しているのだから、相乗毒性を調べるべきだ」、という記述で、なるほどこれは駄目だ、と思った。

C先生:その先に、「本当の安全値はADIではありません。ゼロです」と書いてあった。なるほど、という感じだ。

A君:その後、「無添加といっても本当に無添加な食品などはない。低農薬・減農薬だから安全だということはない。天然農薬も危険だ」、などの記述があって、そして、アレルギー患者の話になる。

B君:そして、どうやらご自身が関わっているのではないかと思われる自然食の話になる。それでは自然食とは何か。「化学肥料や有機肥料、牛糞、鶏糞、豚糞、馬糞、人糞、魚粉、肉骨粉、油粕、海草、米ぬかなどの資材、そして漢方系も含めて、農薬などを一切使用しないで自然の摂理に即した無肥料栽培のことでせす」。
 「自然栽培は無肥料が原則ですが、保温のため、保湿のため、土を柔らかくするために水田には稻藁のみ、畑には枯葉または枯草のみを一時的に使用することがあります」。

A君:そして、この自然食が良いことの証明として出てくるのが、73歳の胃がんの患者が、普通の農産物は吐いてしまって食べられなかったが、自然栽培の農産物は食べられた。「したがって、無肥料の自然栽培の農産物は、医学や栄養学では解明できない不思議な生命力をもっているものだと強く実感しました」、という文章になっている。

B君:同様の現象が、化学物質過敏症の患者にも見られるようになったのだそうだ。

C先生:記述は、単に、「こんな患者さんもいるのです」、で終わっている。もしもこの程度のことを根拠に証明ができたというのなら、「あるある大事典」の実験の方がまだまし。たった3名でも、一応、実験らしきことをしているが、この主張には、それすらない。

A君:最低でも、ブラインドテストにすべきだ。どんな食べ物を食べているのか分からない状態で、自然食品と通常の食品とを比べるべきなのだが、それすらしているようには思えない。

C先生:さらに言えば、土壌とか農作物の栄養とか言ったことに、なんら正しい知識が無いようだ。「もともと土の中には植物の生長にとって充分な窒素があります」、だそうだ。

A君:医者は、と決めつけると怒られるが、この著者は、他の分野の科学を知らないのでは。この本は、アレルギー症や化学物質過敏症の人々には却って失礼なのでは。

B君:そして、ナチュラルなんとかという無肥料・無農薬農産物の食の店をご推薦。

結論

C先生:今回、選択した2冊目がまずかったようだ。中西先生には失礼な記述になってしまったかもしれない。しかし、一部には、医者しか知らないような断片的な知識が含まれていて、全く使えない本だという訳でもなかった。例えば、過去、医薬品だったコエンザイムQ10やα−リポ酸の摂取量とかなどだが。

A君:われわれにとって、確かに新しい事実の指摘ですね。

B君:もう一つ、新しい観点に気づいた。それは、化学物質過敏症の治療がいかに簡単でないか、をこの本は示しているのかもしれないということだ。

A君:確かに。推測に過ぎないですが、この著者のように、「無肥料・無農薬の食品だから大丈夫」、といった強い暗示を掛けることが化学物質過敏症の治療にとって有効なのかもしれない、ということを感じました。

C先生:Wikiで化学物質過敏症を調べてみると、Wikiには信用できない記事も多いが、この記事は正しいという感じだ。
 実際、化学物質過敏症は、原因も症状も確定できていない。しかし、そういう症状を示す患者が存在することは事実なので、厚生労働省がカルテや診療報酬明細書に記載する病名リストに昨年秋から化学物質過敏症を追加した。
 電磁波過敏症という症状もあるそうだが、WHOの発行した文書を見ると、
http://www.niph.go.jp/soshiki/seikatsu/index-jp.htm
原因がどうこうという内容よりも、コミュニケーションの重要性が説かれている。化学物質過敏症も、同様の要素がありそうに思う。
 この本は、内容面でいくつかの面白い記述があったことを除くと、余り有用だと思える書籍ではなかった。しかし、我々にとっては、派生的に、様々なことを、特に、化学物質過敏症と医者との関わりに関して、新たな視点からものごとを考えることになった。その意味で、この本を購入し、そして、読んだことは、完全なる無駄ではなかったと言えるだろう。