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  温暖化懐疑本の論理構造  07.20.2008
     



 洞爺湖G8も終わったが、気候変動がやはり大きく取り上げられた。このような状態になると、常に反発が起きるものである。日本という国は不思議なところで、これまで懐疑論が比較的弱かったのだが、このところかなりの量の「懐疑本」が発行されている。

 何冊かの「懐疑本」をアマゾンで発注したのだが、すべてが入手できるには、3週間ぐらいかかりそうなので、今回はとりあえず本の各論を行うのは止めて、懐疑論がどのような論理的な特徴をもっているかを明らかにすることにする。


C先生:温暖化懐疑論がこのところ盛んになっている。懐疑論といっても、何に対して懐疑的であるかは、かなり個別的な話である。共通にターゲットにされるものはなんなのか、そしてそれぞれどのぐらいの妥当性があるのか、議論をしてみたい。

A君:参考にしたのは、いくつかの本。しかし、全部がそろっている訳ではない。

B君:しかし、今回は、手元に武田邦彦著、「偽善エコロジー」がある。珍しいことだ。

C先生:前回、武田式ロジックを批判したとき、本の内容を完全に無視した。その結果、ブログなどへの反応から武田教の信者が結構いることが分かった。本格的な反論はいずれやることになるのだろうが、今回も、一応、用意はしておくことにした。

A君:加えて、参考にしたのは、ビデオ。特に、某氏からご連絡をいただいた英国で昨年放映されたテレビ番組、「地球温暖化詐欺」
http://dougamatome.blog101.fc2.com/blog-entry-10152.html
という番組。なかなか多面的な攻撃手法が出ていて、極めて良い参考になる。

B君:まあ、当たっているのも半分ぐらいあるので、仕方無いとも言えるが、かなり多くの人々が信じてしまっているようだ。

A君:一応、根拠を分類しつつまとめて見ました。

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「懐疑本」が用いる反論のリスト

1.二酸化炭素原因への反論
1−1.CO2は温暖化を起こさない


*CO2の温暖化能は小さい。98%の温暖化は、水が原因である。
*対流圏の上の方でもっとも温度が上がるはずなのに、その付近の温度は全く上がっていない。
*氷床コアのデータは、CO2の上昇も示しているが、実は、温度上昇が先で、CO2が800年ぐらい遅れて上昇することを示している。
*現在よりもCO2量が3〜10倍だった時代もある。

1−2.CO2発生源は人間活動だけではない

*CO2は、化石燃料を燃やすという人間活動からだけでるという訳ではない。
*火山は大量のCO2を出す。植物の腐敗も大量のCO2を出す。
*海洋の温度が上がればCO2を吐き出す。しかし、海水の温度が上がるには時間がかかる。それが、800年遅れで、大気中のCO2の濃度が上がる原因である。

1−3.自然(太陽)の変動だ

*気候は、周期的に変動している。
*6000年ほど前、気温は今よりも高く、そのような時代が3000年も続いた。=完新世温暖期、=ヒプシサーマル
*この時代であっても、ホッキョクグマは生存していた。
*地球の気候が変動していると脅されているが、地球の気候はいつでも変動している。
*現在の温暖化の傾向は、過去200年ぐらい続いていて、200年前は、小氷期と呼ばれれ、テムズ河も氷結した。
*過去200年間、地球温度は上昇を続けている。
*1940−1975年の間、CO2排出量は増加したはずなのに、温度は低下している。
*このとき、氷河期が来るのではないか、と騒いだものだ。

1−4.気候を決める他の要素の影響が大きい

*宇宙線の量が雲の量を決め、それが気候を決めているのであって、CO2の量ではない。

1−5.モデルの不完全性

*気象現象は極めて複雑だ。そう簡単にモデルなどはできない。
*モデルは、温暖化を算出するように、しつけられている(Tweaked)。

2.温暖化の影響への反論
2−1.温暖化してなぜ悪い


*中世温暖期は、文明が開花した時代であり、温暖化は決して悪いことばかりではない。
*ロンドンにすら、ぶどう園の存在に由来する地名が残っている。

2−2.海面上昇

*グリーンランドの氷は溶けない。たった1000年前だってグリーンランドの気温は今よりも高かった。しかし、氷が解けるようなことは起きなかった。
*北極海の氷は、常に増えたり減ったりしている。NASAの衛星データを見れば氷がいかに動いているものなのか、すぐに分かる。
*海面の上昇は、陸地の変動と、海水の熱膨張で起きるので、極めてゆっくりした上昇である。
*南極の氷は、温暖化によって増えるとされている。
*そもそも北極海の氷が溶けても、海面上昇は起きない。
*ツバルの話は温暖化と無関係

2−3.台風の凶悪化

*台風などの勢力が強くなると言われているのは嘘である。米国の竜巻が強くなるのも嘘である。

2−4.有害生物の増大

*温暖化で温帯でも蚊が増えるというが、もともと、北極圏でも蚊はいくらでもいる。

2−5.途上国との問題

*地球温暖化対策は、途上国の発展を阻害する。それが目的なのではないか。
*発展途上国にとって、温暖化対策をとれということは、エネルギーを使うなということに等しい。
*アフリカで太陽電池を使えという。しかし、アメリカ人にも欧州人にも高価な電力である太陽電池を使わなければならないとしたら、アフリカの発展は無い。

3.温暖化を利用している人々
3−1.政治的なものである


*政治的な目的で使用されている。
*原子力を推進するために、温暖化を利用している。

3−2.IPCCを批判

*IPCCは、政治的な団体であって、学術的な団体ではない。
*IPCCが2500人とトップサイエンティストからなるというのは嘘で、サイエンティストとも言えないような人が入っている。
*IPCCのピアレビュープロセス自体がおかしい。


3−3.研究費・広報費

*気象学者は、研究費が欲しくて温暖化を作りだした。
*刺激的なシナリオを含んだ論文を書くと、無知なメディアが取り上げてくれる。
*地球温暖化が巨大な産業を作りだしている。

3−4.予防原則の濫用

*地球の温度が上がることは確率的にしか言えない。

3−5.宗教的・モラル

*新しいモラルである。
*地球温暖化に反対すると、異教徒(heretic)だとみなされる。
*温暖化を支えている科学がいかに弱いか。
*悪人は、工業化社会である。工業化社会は多くの人々を豊かにしたのに、攻撃される。
*農奴の生活を夢見る馬鹿げた発想

3−6.NGO

*グリーンピースなどの環境団体は、どんどんと極端なことを言わないと生き残れない。

4.温暖化防止行動
4−1.温暖化対策とエコライフ


*地球温暖化は止まらない
*日本だけが頑張っても、世界の二酸化炭素は減らない。
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C先生:これにどう反論するか、その全部をやるのは無理かもしれないが。

A君:それでは、中綱目について、反論あるいは、同意をして見ますか。

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1.二酸化炭素原因への反論
1−1.CO2は温暖化を起こさない


*CO2の温暖化能は小さい。98%の温暖化は、水が原因である。
*対流圏の上の方でもっとも温度が上がるはずなのに、その付近の温度は全く上がっていない。
*氷床コアのデータは、CO2の上昇も示しているが、実は、温度上昇が先で、CO2が800年ぐらい遅れて上昇することを示している。
*現在よりもCO2量が3〜10倍だった時代もある。
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B君:この1−1.への反論は、まあ、こんな感じか。まず水の寄与が98%という根拠も薄弱。CO2は温室効果ガスである。大気中のCO2濃度が増えれば、確実に温暖化する。しかし、何℃温暖化するか、それは分からない。

A君:前回のHPでもいささか引用したように、いわゆる「気候感度」なるものがどうなっているのか、それが問題。「気候感度」とは、温室効果ガスの濃度が2倍になったときに、何度温度が上昇するか、という値。

C先生:非常に単純に考えると、温室効果で温度が上がるという説明なので、濃度の上昇が決まれば、温度の上昇が計算できそうに思えるのだが、実は、そう簡単ではない。それがフィードバック機構というもので説明される。

B君:正のフィードバック機構、すなわち、温度がちょっと上がると、それを拡大する方向に効くと考えられている機構。
 その例を挙げると、

(a)雪か雨か
 温度が上昇すると、それまで雪が降っていたところにも雨が降る。雪が積もれば、太陽の光(エネルギー)をほぼ鏡のように反射するが、雨だと、そのような変化はない。すなわち、雪ではなく雨が降るようになると、気温の上昇を拡大する。

(b)万年雪の溶解
 これまで万年雪で覆われていたところが、温度の上昇で融ければ、(a)と同じことが起きる。

(c)土壌中のCO2やCH4
 温度が上昇することによって、土壌中に蓄えられていたCO2あるいはメタンCH4が放出されると、大気中の温室効果ガスの濃度は上がる。特に、ツンドラが融けると大変だと言われる。

(d)海の表面温度
 気体の水への溶解度は、温度が上昇すると下がる。海面近くには、大気からCO2が融け込んでいる。そのため、温度が上昇すると、海面からのCO2の大気への移動が起きて、大気中の温室効果ガスの濃度を上げる。


A君:そんなところで十分。一方、負のフィードバック機構というものがあって、こちらは、上昇を抑える。しかし、温度を元よりも下降させるものではない。

(1)雲の増加
 温度が上がれば、水が気体になる割合が増える。そのため、大気中の水蒸気の量が増えて、当然雲が増大する。雲は、太陽の光を反射するので、気温は下がる。ただし、このような雲は、低空の雲で、上空の巻雲は、可視光線を透過するが、赤外線を吸収するので、正のフィードバックを持つという。 なかなか難しい。

(2)陸氷の増大
 南極やグリーンランドのように、もともと非常に寒いところで雲が増えれば、冬季には雪が増える。夏に融ける量の増加分を超して冬季の雪の量が増えれば、陸の氷は増える。氷が新しく増えれば、白いので、太陽の反射率が高くなるため、気温は下がる。しかし、これは大変微妙な話であって、まだ定量的な話をするには知識が不十分。


C先生:要するに、正負のフィードバック機構がどのぐらい気候感度に効くのか、非常に細かい話になり得るので、まだまだパラメータが正確には分からないのが現状。

A君:だから、モデルの弱点でもある。モデルが躾けられている、という表現は、これらのフィードバック機構のパラメータが、適当に決められているということを意味する。

B君:いずれにしても、「気候感度」と言う言葉を含まない「懐疑本」は、怪しいと思っても良い。これは重大かつ本質的なキーワードなので。

A君:それにしても、面白いのが、某書(これは、温暖化大変派の本)で、負のフィードバックは英語ではネガティブ・フィードバックというが、「温暖化がもしも始まるとネガティブ・フィードバックがあって、大変なのだ」、と書いてある。本当は、ネガティブ・フィードバックが利けば、人為的な影響はほとんど無視できるので大丈夫なのに。

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1−2.CO2発生源は人間活動だけではない

*CO2は、化石燃料を燃やすという人間活動からだけでるという訳ではない。
*火山は大量のCO2を出す。植物の腐敗も大量のCO2を出す。
*海洋の温度が上がればCO2を吐き出す。しかし、海水の温度が上がるには時間がかかる。それが、800年遅れで、大気中のCO2の濃度が上がる原因である。

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A君:ここは大体においてその通り。自然の二酸化炭素の循環量の4%程度が人為的な原因による二酸化炭素である。

B君:しかし、地球の自然は、ギリギリの条件で動いているので、人為的な原因で二酸化炭素が大気に加えられると、地球がそれを吸収するような体勢になるには、時間が掛かる。

A君:要するに、変化のスピードが問題。大気中の温室効果ガスの変化速度が現時点では、地球がかつて経験したことが無いほどの速度であること。これが大問題。

B君:最後の氷床の解析から分かったとされる温度上昇に800年遅れで、大気中のCO2が増えるという説は、その通りなのだが、火山活動などがあるので、皆無と言い切る知識はないが、地球の歴史上、現在ほどの速度で大気中の温室効果ガスが増えているということはここ1億年程度以内では無い(だろう)。

C先生:その「大気中の温室効果ガスの増加速度」も極めて重要なキーワードなので、このことを議論していない「懐疑本」も怪しいと睨んで良いだろう。

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1−3.自然(太陽)の変動だ

*気候は、周期的に変動している。
*6000年ほど前、気温は今よりも高く、そのような時代が3000年も続いた。=完新世温暖期、=ヒプシサーマル
*この時代であっても、ホッキョクグマは生存していた。
*地球の気候が変動していると脅されているが、地球の気候はいつでも変動している。
*現在の温暖化の傾向は、過去200年ぐらい続いていて、200年前は、小氷期と呼ばれれ、テムズ河も氷結した。
*過去200年間、地球温度は上昇を続けている。
*1940−1975年の間、CO2排出量は増加したはずなのに、温度は低下している。
*このとき、氷河期が来るのではないか、と騒いだものだ。

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A君:この1−3.は別におかしくは無い。

B君:日本の科学者によるIPCC第四次方向所への寄与がまとめられている書籍、「地球温暖化はどこまで解明されたか」、丸善(非売品だったのかも)、でも1940−1975年の温度の再現が旨く行かないのは課題だと述べている。

A君:しかし、この議論で重要なのは次の点。IPCCの第四次報告書の主張は、地球は、1950年ごろから寒冷化の周期に入ったのではないか。しかし、人為的な温暖化のために、温度の上昇は続いているのではないか、ということ。これをどう解釈するか。

C先生:これも重要な問題点なので、1950年頃から地球が寒冷化の周期に入ったかどうかを議論していない「懐疑本」も怪しいものだと言える。

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1−4.気候を決める他の要素の影響が大きい
*宇宙線の量が雲の量を決め、それが気候を決めているのであって、CO2の量ではない。

1−5.モデルの不完全性
*気象現象は極めて複雑だ。そう簡単にモデルなどはできない。
*モデルは、温暖化を算出するように、しつけられている(Tweaked)。
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A君:1−4、1−5は、まあそんなこともあり得るでしょう、ということですか。だからといって、それだけで、すべてを説明するのはあまりにも無責任。やはり、「気候感度」を議論すべき

B君:地球が本当に温暖化したら、責任をどこまで取ってくれますか、と聞きたい。それに具体的に、答えてくれるのであれば、それはそれで。

A君:どんな答えを期待しているんですか。

B君:例えば、懐疑本の売上のお陰を含めて遺産を残したとしたら、遺言の中に、「もしも2050年に人為的な原因による温暖化が確実に顕在化していたら、遺産のすべては途上国に寄付する」、といったもので良い。


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2.温暖化の影響への反論
2−1.温暖化してなぜ悪い
*中世温暖期は、文明が開花した時代であり、温暖化は決して悪いことばかりではない。
*ロンドンにすら、ぶどう園の存在に由来する地名が残っている。
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C先生:この温暖化してどこが悪いというのは、あまりにも無責任なのだ。氷河や山頂の雪を水源としている農業がすでに破たんしつつあるこれまでの温暖化は確かに自然の揺らぎによる部分が多いが、人工的な部分だって含んでいる

A君:ロンドンのような寒いところが、大きな影響を受けない。あるいは、温暖化するとかえって都合が良いというのは自己中心主義。

B君:ロシアだって、同じようなものだが。

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2−2.両極の氷と海面上昇
*グリーンランドの氷は溶けない。たった1000年前だってグリーンランドの気温は今よりも高かった。しかし、氷が解けるようなことは起きなかった。
*北極海の氷は、常に増えたり減ったりしている。NASAの衛星データを見れば氷がいかに動いているものなのか、すぐに分かる。
*海面の上昇は、陸地の変動と、海水の熱膨張で起きるので、極めてゆっくりした上昇である。
*南極の氷は、温暖化によって増えるとされている。
*そもそも北極海の氷が溶けても、海面上昇は起きない。
*ツバルの話は温暖化と無関係
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A君:まあ、これも事実なので。

B君:ただし、逆向きの議論になるが、人為的な原因が全く寄与していないということも言える訳は無い。

C先生:これも「気候感度」ということで語るべきことだろう。「気候感度」がIPCCが言う3℃ではなくて、0.6℃だとするのならば、たしかに、人類の責任は少ない。しかし、だからといってゼロだとも言い難い

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2−3.台風の凶悪化
*台風などの勢力が強くなると言われているのは嘘である。米国の竜巻が強くなるのも嘘である。
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A君:これについては、なんとも。台風の数は減るというシミュレーションが多いようですが。

B君:まだ,台風について確実に言うには、計算精度が不十分なのでは。

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2−4.有害生物の増大
*温暖化で温帯でも蚊が増えるというが、もともと、北極圏でも蚊はいくらでもいる。
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C先生:これもふざけた話で、現在のマラリアの発生域が広がるということを言っているだけ。

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2−5.途上国との問題
*地球温暖化対策は、途上国の発展を阻害する。それが目的なのではないか。
*発展途上国にとって、温暖化対策をとれということは、エネルギーを使うなということに等しい。
*アフリカで太陽電池を使えという。しかし、アメリカ人にも欧州人にも高価な電力である太陽電池を使わなければならないとしたら、アフリカの発展は無い。
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A君:これも本当のように思える。特に、ロンドンあたりの戦略はそうかもしれない。

B君:過激発言だな。その心は?

A君:途上国にもそうなんですが、産油国に対してもそんな気がする。温暖化が大変だということになれば、化石燃料の消費量は抑制される。となると、市場価格は下がるはず。しかし、そこに、二酸化炭素の排出負担金のようなものを付けることによって、価格を下げない。そして、その排出負担金は、少なくとも、その取引の手数料は、ロンドンを中心としたEUの金融が手にする

B君:産油国の総取りになるところを、温暖化を利用して、自分達の儲けにしようとしている中心地がロンドン。

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3.温暖化を利用している人々
3−1.政治的なものである
*政治的な目的で使用されている。
*原子力を推進するために、温暖化を利用している。

3−2.IPCCを批判
*IPCCは、政治的な団体であって、学術的な団体ではない。
*IPCCが2500人とトップサイエンティストからなるというのは嘘で、サイエンティストとも言えないような人が入っている。
*IPCCのピアレビュープロセス自体がおかしい。

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A君:政治的であることに間違いはないでしょうね。IPCCも第三次報告書に比べて第四次になって、かなり政治的に突っ込んだ発言をするようになった。

B君:だからといって、レビュープロセスがどこまで悪いか、と言われると、日本人研究者から、悪いという言葉を聞いたことが無いので、なんとも言えない。

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3−3.研究費・広報費
*気象学者は、研究費が欲しくて温暖化を作りだした。
*刺激的なシナリオを含んだ論文を書くと、無知なメディアが取り上げてくれる。
*地球温暖化が巨大な産業を作りだしている。

3−4.予防原則の濫用
*地球の温度が上がることは確率的にしか言えない。

3−5.宗教的・モラル
*新しいモラルである。
*地球温暖化に反対すると、異教徒(heretic)だとみなされる。
*温暖化を支えている科学がいかに弱いか。
*悪人は、工業化社会である。工業化社会は多くの人々を豊かにしたのに、攻撃される。
*農奴の生活を夢見る馬鹿げた発想

3−6.NGO
*グリーンピースなどの環境団体は、どんどんと極端なことを言わないと生き残れない。

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A君:これらの項目は、大体真実に近いのでは。

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4.温暖化防止行動
4−1.温暖化対策とエコライフ
*地球温暖化は止まらない
*日本だけが頑張っても、世界の二酸化炭素は減らない。
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A君:ここは日本にとってもっとも重要なところ。

B君:日本人だけが温暖化を無邪気に信じて、本気で考え、CDMなどや排出権取引などで大枚をむしられている、というのは、半分以上本当でしょうね。

C先生:CDMは、まあまあ許せる範囲内のものもあるが、ハンガリーやウクライナ、ロシアからホットエアを買うのは絶対反対。先方は、排出量を増やすだけだろうから。

A君:しかし、逆に、日本と言う国がもっている省エネ技術を上手に海外に流すことができれば、国際貢献だけではなくて、ビジネス的にも儲かる仕組みにすることができるはず。

B君:「懐疑本」にはそんなことが書かれていないが、温暖化を上手に商売に利用する、ぐらいのメンタリティーが日本の産業界にあっても良いと思うのだ。ところが、日本産業界は、現在の収益構造を永久に維持したいという思いしか見せない。

C先生:日本が今後開発するような技術が、世界全体を救う訳は無い。あまりにも高度だからだ。しかし、EUや米国に売り込むことは可能だし、アジアでも、中国やインドの一部、さらには、シンガポールやマレーシアならば顧客になる可能性が高い。インドネシアなどの普及する技術は、すでに特許が切れかかっているような技術で良いはずなので、排出権をハンガリーから買うために用意したお金で日本企業から特許を買い上げる。その特許をまず中国に売り、そこで製造した機器を、ODAの一部としてインドネシアなどに提供する。そして、時期をみて、工場をインドネシアなどに移す。こんな仕組みを考えるべきだろう。

A君:一般的な「懐疑本」には、そういう壮大なビジョンが無い。

B君:当たり前だ。自分の本が売れることだけが重要という観点で「懐疑本」を書くのが普通だからだ。

C先生:「偽装エコロジー」の徹底批判をすることができなかった。これは、次回以降、適当なチャンスをみて。