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ごみ六分別論 04.18.2004 |
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最近、各所で行われている環境教育というものに関心をもって眺めている。大体、以下のような分類が可能のように思える。 (1)自然保護派:森林、湿地、ビオトープなど (2)自然エネルギー派:太陽電池、風力発電 (3)リサイクル派:ペットボトル、紙パック これらの視点が重要であることは論を待たないのであるが、現時点で、日本のような先進国における環境教育としてもっとも重要なものは、地球の能力と人間活動の大きさについて、客観的な視点を持てるような能力・知識を与えることである。 このような観点から状況を眺めて見ると、ゴミ教育というものが有効なのではないか、と思われる。ところが、ゴミ教育はほとんど行われていない。部分的にリサイクル超推進派の自治体では行われているようであるが、科学の一部としてのゴミ教育は行われていないように見える。 その理由は、我が国のゴミの分別が余りにも不統一だからである。そこで、「ゴミの分別は5分別+1分別で可能論」を現在展開中であり、全国市長会における提言書に盛り込む方向で作戦を展開中。 C先生:ドイツなどでは、幼稚園からゴミ教育が行われていると聞く。しかし、日本の現状では、幼稚園レベルでのゴミ教育は不可能だ。 A君:東京都の長年の伝統、「可燃ゴミ=燃えるゴミ」なのに実際には生ごみのようにマッチで火をつけても燃えない。「不燃ゴミ=燃えないゴミ」であるはずなのに、プラフィルムのようにマッチで火をつければ燃える。これが最大の問題点。 B君:その話は東京だけだろ。むしろ問題は、東京の分別と神奈川の分別が違うことではないか。 A君:千葉県、例えば、市川市とも違いますね。 C先生:ゴミ行政は、本来国家的な観点から行われなければならない部分があって、そのためリサイクルなどの法律の整備がなされている。しかし、昔からの一般廃棄物の収集・処理・処分となると、これは、自治体の仕事であることになっていて、環境省は余り積極的に関与できないような形になっている。 A君:東京都の場合、これまで東京都が行っていたゴミの清掃事業が、区に移管されてしまいましたので、ますます、全体的なルールを決めるのが困難。 B君:3月から4月には、転勤、入学、卒業シーズンだからかなりの人々が転居する。しかし、全国一律のルールではないので、一々その人々にその地域の分別ルールを徹底しなければならない。ところが、忙しい人々が多くて、なかなか徹底できず、ゴミの収集場所のトラブルが発生する。
B君:水俣市へ初めて引っ越した人はさぞかし苦労することだろう。 C先生:という訳で、本HPでは、昔から全国共通ルールを作らなければ駄目だ、と以前から主張してきたのだが、誰が検討してそれを作るのか、なかなか見えない状況だった。各自治体では立場がそれぞれ違いすぎて無理。一方、国はそんな役割は無いと言うだろう。となると、全国市長会のようなところかな、と思ってきたのだが、その市長会が提言書なるものを出すことになって、そこになんとか食い込みたいという思いで、作業をしてしまった。その紹介をしたい。
C先生:そう。いくつか仕掛けがあるが、6分別で実際にできるという訳ではない。5番目に法律で決められたゴミ、例えば家電製品・パソコンなどがあり、また6番目が資源ゴミになっていて、ここは、自治体が独自に定義し宣言するところなので、実際の分別は各自治体がかなり自由に決めることになる。 B君:それでは余り統一ルールとは居えないような。 C先生:そうでもない。基本原則は5分別+1分別(資源)であることを幼稚園小学校の段階から徹底させると、今住んでいる自治体が決めているルールと、共通基本ルールとの区別ができるようになる。となれば、ある地域から別の地域に引っ越したときに、その地域のルールだけ頭に整理して入れなおせば良いことになる。 A君:法律の改正があると、基本原則が変わるとか。 C先生:それはそうなのだが、今後、リサイクル品目に多少の拡大はあるとしても、例えば、最近冷凍庫が家電リサイクル法の対象になったように、最終的に家電四品目が十品目になるといったことはあるだろうが、そろそろ大きな枠組みは出来ている。だから、基本原則を作るのに、現時点は比較的適した時期だと考えられる。 A君:それでは多少細かく見ますか。 C先生:その前にもう一つ。今回の5分別+1分別(資源)の仕組みの鍵は、プラスチックを独立させたところにある。現在、プラスチックの取り扱いは、各自治体によってばらばらであって、焼却されているところ、容器包装リサイクル法に則ってリサイクルされているところ、埋め立てられているところと様々。焼却されているところでは、プラスチックを別の分別区分にすると、手間が掛かると考えられるが、将来、ゴミの有料化が行われたとき、生ゴミ系とプラゴミ系の価格体系を変えられるように、今から別分別にしておくことが有効だと考えられる。すなわち、横浜・川崎のような分別システムを取っているところが問題となるだろうが、将来への布石ということで説得可能なのではないだろうか。 B君:横浜も川崎も分別方法はほぼ似ているが、ここでは、多くのものが「家庭ごみ」という分類になっていて、ここに入ったものは、基本的に焼却される。台所のごみ、スプレー缶、カセットボンベ、紙おむつ、陶器類、蛍光灯、ガラス、串、紙に吸わせるか固めたてんぷら油、プラスチック類が例示されている。さらに、主としてプラスチックでできている50cm未満の小型家電も家庭ごみ。 A君:かなり大胆な分類ですね。 B君:歴史的には、それこそなんでもありの分類だったから。関西圏の大阪、京都も分別ほとんど無し状態。 A君:調べて見ましょうか。堺市は、どうも自慢していますね。http://www.nef.or.jp/award/kako/h09/98syo6.htm A君:そうですね。東京都のように、不燃ゴミ分類で埋め立てられているところでは、プラスチックを別の分類にするのはプラスでしょう。 B君:容器包装リサイクル法でその他プラとして集めているところは、何も変わらないから問題は無い。 C先生:さらに、もう一つ追加したい。それは、引き取らないゴミがこれ以外にもあるということ。いわゆる処理困難物で、タイヤ、バッテリー、消火器、金庫、ピアノ、ガスボンベ、灯油、塗料、薬品類、小型注射器などだ。 A君:もしゴミになったらどうするのですか。 B君:販売店に有料で引き取ってもらう。あるいは、新しいのを買って、引き取ってもらうしかない。 B君:加えて、残土だとか、建築物を解体した廃材なども駄目。 C先生:許可業者に有料で処理してもらうというのもあるだろうが、どうやって業者を見つけるか。まあ、情報を得るために、まずは自治体に連絡してみるのが最善だろう。 A君:その他、引越しなどで一時的に大量に出るゴミも駄目なところが多いですね。 C先生:こんな条件で、作った表なのだが、これで最終的にOKとなるとは思っていない。まだまだ問題は多い。しかし、分別数を増やす必然性があるとは思えないのだ。 B君:自治体が自分で判断して、資源ゴミを分別収集するということ自身、自治体にとっては抵抗感があるのではないだろうか。あらかじめ、科学的な理由で決まっているから分別を強制してきたような経緯があるだろうから。 |
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