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目次 その1 ニュージーランド大地震 その2 新型燃料電池が発売へ その3 日本の人口が微増 その4 Android端末が多種多様に その1 ニュージランド大地震 クライストチャーチは、5年ほど前の1月にニュージーランド南島を訪問したときに、玄関として使った都市である。なかなか綺麗に整備された都市で、いかにも居心地が良さそうだった。 ところが、今回の大地震である。予想をはるかに超す、日本人の犠牲者がでてしまったようだ。 2006年に撮影した、今は尖塔が壊れてしまった大聖堂、崩壊の危険性があるとされる泊まっていたホテル、グランド・チャンセラーなどの写真をご紹介してみたい。 ![]() 写真 クライストチャーチ大聖堂 ![]() 写真 クライストチャーチ大聖堂 ![]() 写真 クライストチャーチ大聖堂 ![]() 写真 クライストチャーチ大聖堂 ![]() 写真 クライストチャーチ大聖堂 ![]() 写真 崩壊が懸念されているホテルグランドチャンセラー ここに泊まっていた。 その2 新型燃料電池が発表に 日経ではこんな記事であった。 家庭用燃料電池、発電効率を向上 JXエネ、10月発売 2011/2/25 JX日鉱日石エネルギーは24日、新型の家庭用燃料電池を10月に発売すると発表した。発電効率を45%と現行モデルから10ポイント高め一般的な家庭の電気の7割を賄えるという。家庭用石油ファンヒーター最大手のダイニチ工業に生産を委託し、全国の液化石油ガス(LPG)特約店や都市ガス会社を経由し販売する。 新製品は現行の「エネファーム」の名称を継続して使う。標準タイプの希望小売価格は270万円と現行品から60万円引き下げ、補助金を使った消費者の実質的な負担は150万円程度になる見込み。 何が新型なのか。どうして発電効率が高いのか。一切説明されていない。 これまでの高分子系の固体電解質を用いた燃料電池(PEFC)と全く違ったもので、固体酸化物の電解質を用いた燃料電池(SOFC)である。 動作温度がかなり高温(800℃以上ぐらいか)なので、白金触媒が不要。さらに、水素だけでなく、メタンや他の炭化水素を水と反応させ、水素と一酸化炭素にして燃やすことができる。これまでの固体高分子型の燃料電池では、炭素分は、燃やせなかった。かなり純粋な水素だけにしないと、触媒の能力が無くなってしまうからであった(触媒が一酸化炭素で被毒されると表現する)。 PEFCとの最大の違いは、発電効率が高いことである。カタログ上は、発電効率が45%、熱効率が35%ぐらいになるのでは、と思われる。 現在、NEFという組織が、実証研究をやっていて、その結果では、発電効率も熱効率も37%、合計75%ぐらいのところのようである。 http://sofc.nef.or.jp/qa/index.html 日本の家庭は、どうしても熱需要が少ない。そのため、できるだけ発電量を増やしたいのである。 さらに、負荷の変動に追従する能力が高いので、電力網がふらついても、電圧を一定に保つデバイスとして使うことができる。 現在の日本のように、電力品質を保っている電力網であれば、余り意義は無いのかもしれないが、それでも将来、自然エネルギーが大量に導入されると、電圧などがふらつくことは予想される。それを安定化するために、SOFCタイプの燃料電池は有効であると思われる。 米国はスマートグリッドを導入すると称しているが、結果的に、相当に不安定な電力網になってしまうのではないか、と想像している。米国でも都市部にはガスが配管されているので、エネルギー源を二種類確保するという発想が強くなり、SOFCが相当売れるのではないだろうか。 その3 日本の人口、微増 1億2805万6026人。2010年に実施した国勢調査の速報値である。 どうも、出生率がやや回復した日本人が横ばいで推移し、定住外国人が増えたことが微増の原因ではないか、とのこと。 もっとも人口増は9都道府県に留まった。東京、神奈川、千葉、沖縄、滋賀、愛知、埼玉、大阪、福岡である。 大きく人口を減らしたのは、予想通り、秋田で、それ以後、青森、高知、岩手、山形、長崎、島根、和歌山、鳥取、と続く。 その4 アンドロイド端末多数発表 自らの端末へのこだわりを振り返ると、できるだけ軽く、それでもそのときのベストの通信機能を持つ使いやすい情報端末を持ち歩きたい。こんな思いで、これまで様々な無駄を繰り返してきた。 金沢への往復の車中でこれを書いているが、使っているのは、Fujitsu Loox Uである。超小型ながらもWin7のフルスペックのパソコンで、大型の電池を付けているので、標準スペックよりも100g程度重い。 富士通Loox U/G90 大バッテリー 585g 電源+アダプタ(LAN+Dーsub15) 263g 合計 848g(実測) さらに重要な持ち物がある。いろいろな端末をすべてについて通信料を払っていたら破産する。その解決策がe-mobileのPocketWiFiで、これにも大型の電池を付けてある。形は、小判を25枚ぐらい重ねた状態に似ている。 ![]() 写真 重ね小判25枚状態のPocketWiFi この電池は販売価格が高すぎるが、威力は抜群で、朝、家をでるときにスイッチをオンにして、無線LAN、3Gを常時ONにしたままで12時間程度は使える。 契約は上限1GB/月にしているが、毎日使うわけではないので、いくら使っても大体300MB〜400MB/月程度にとどまる。それなら上限300GBの契約にして節約すれば良いではないか。その通りなのだが、妙に気を使うのを避けて、1GBという実質上ほぼ無制限という使い方にしている。 Pocket Wifi e-mobile 138g(実測) これ以外に、HT-03Aなる初代アンドロイド電話を持っているので、これが HT-03A 123g(実測) ということで、基礎的な重量が合計261gで、これがスタートになるので、Looxを持った場合でも合計は1kgを超す。 このLooxを主体とした組み合わせで、大体なんでもできるのだが、やはり画面サイズと処理速度には限界を感じる。キーボードのサイズは、かなり小さいが、剛性もあってきちんと打てるし、感覚もそれほど悪くはない。もう少々、キートップが滑らないことが望ましいが。 さて、このLoox一式の848gでどうしても不足となれば、その代わりになるものは、 Let's Note R8 935g(実測) 電源 244g(実測) 合計 1179g (実測) Loox比 +331g この331gの差はかなり大きい、しかし、複数日に渡って本気で仕事をするときや、Canon EOS-5DMark2をパソコンから操る可能性があるとき(星空を入れた夜景を撮るとき)は、これを持っていく。複数日の出張なら、どうせキャリーバックを持っていくため、331gの差があまり問題にならないからである。 一泊用とすれば、もう一つの選択肢がある。 Galaxy Tab 382g 電源+USBケーブル 79g Bluetooth Keyboard(Reudo) 210g 合計 671g Loox比 -177g である。 完全にLooxの代わりになるのなら、この組み合わせでも良さそうなものであるが、やはりそうも行かない。ATOKが入っていて、折り畳みキーボードからの入力なら、サイズが大きいため、Looxよりも速く打てるかもしれない。しかし、PowerPointのファイルを作るといった目的には、不可能ではないが、不十分である。 もちろん、液晶プロジェクターに繋がらないのだが、これはあまり大きな問題ではないと思う。 あるいは、日帰り用であれば、いくら使っても充電は不要なので、 Galaxy Tab 382g のみの Loox比 -466g がベストかもしれない。しかし、本格的に文章を書くためには、iPadのサイズでもそうだが、機構上ブラインドタッチはありえないので、高々500字ぐらいまでだろう。ちょっとしたメールだけなら、これでも結構効率が良い。 もちろん、スマートフォンだけという選択肢ももちろんありうるが、HT-03Aの画面が3.2インチなのでちょっと苦しい。4.2インチぐらいあれば、それなりに我慢できるのではないだろうか。しかし、フリック入力で長い文章を書くのは、個人的には相当困難で、まあ、200字が限度か。メールにも複雑な返事は出せない感じだろう。 こんなところに新製品として登場した。 NEC ライフタッチNOTE 699g 電源 270g 電源コード 50g? 合計 1020g である。 昔、NECのモバイルギアなる端末を使っていたことがある。通信は、当然、電話線モデムであった。 しかし、キーボードのできなどは十分以上で、かなりしっかりとした作文マシンであった。 このNECライフタッチノートも、実質的に過不足ない作文マシンではあるだろう。しかし、どうしても食指が伸びないのは、つまらない理由である。付属電源が重すぎるからである。 iPadやGalaxyTabのように、USBから充電できるようにして、500mA以上の電流を供給できるアダプターを付属品にする。充電時間が長くても構わないのであれば、少なくともGalaxyTabは、普通のUSBハブでも充電が可能である。 このような設計にしなかったのは、やはりコストが問題だったのではないだろうか。もう2000円ぐらい高くても良かった。他のWindowsノートパソコンと共用の電源を使うのは、許しがたい。この重さだったら、160g重くなるが、画面も大きなLet's Note R8を持っていく。 電池のもちは良いようなので、ライフタッチNOTEの本体だけ669gを持ち歩くことはどうなのだろう。それなら、別の候補をすでに所有している。 Galaxy Tab 382g Bluetooth Keyboard(Reudo) 210g 合計 592g 100g軽いこの組み合わせで、十分な役割を果たすことができるので、余り魅力的ではないのである。 いずれにしても、Androidは、様々な選択肢がどんどんと出てきていて、競争が激しい状態である。そのため、完成度も高くなっている。個人的には、日本語入力の環境が、ATOKの出現によって格段に良くなったのが大きい。日本語入力が、やっと実用レベルになり、確実にiPhoneを抜いた。 |
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