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  新型インフルエンザ5   05.06.2009
     



5月6日 夕刻に記述

 連休の海外旅行組が大量に帰国。それに比例して、感染疑い例が5件発生した。

1.女子中学生、ワシントン・ミシガン、5日の成田着NW71便 −−>精密検査中だったがA香港型と判明
2.群馬在住の30代日本人女性と0歳男児、シカゴ、4月29日成田着 −−>精密検査中だったがインフルエンザではなかった
3.小学生女児、米国、5日に関西空港着 −−>A香港型と判明
4.京都府内の小学生女児、メキシコ長期滞在、3日に帰国 −−> インフルエンザでなかったとの判断

 結果的に、5月6日夕刻時点での、日本での新型インフルエンザ感染者数は依然として0名。

 米国では、2人目の死亡者。米国人で、メキシコへの渡航歴なし。ただし、慢性疾患があった様子。

 また、ハワイでも新型インフルエンザ発生が認められた。



5月6日午前1時発表の発症数、米国の死者、ハワイのケースは含まれていない。

メキシコ 866名 死者29名
米国   403名 死者1名
カナダ  140名
スペイン  57名
英国    28名
ニュージーランド 23名
ドイツ    9名
イタリア   5名
フランス   4名
イスラエル  4名
エルサルバドル 2名
韓国     2名
オーストリア 1名
スイス    1名
オランダ   1名
香港     1名
デンマーク  1名
コスタリカ  1名
アイルランド 1名
コロンビア  1名
ポルトガル  1名



地方空港が独自検疫開始
 地方空港(秋田、新潟、広島)でも韓国便などを対象に検疫を始めるところがでてきた。しかし、成田空港などでは、メキシコ、アメリカ、カナダ便に限って検疫を実施しており、地方で韓国便を対象に実施することは、検疫所長の独自判断によるもので、政府の行動計画に基づくものではない。鳥インフルエンザの本番に備えて、訓練ということならば多少は許容されるが、それなら、連休のように乗客が多く、長時間足止めをする時期にやることは疑問。

発熱患者の診察拒否が続出
 全く理解できないことが起きている。海外渡航歴がない人まで診察拒否をする医療機関が続出しているらしく、都に92件の苦情があったとのこと。
 病院側の当直職員らが、すべての発熱患者は「相談センター対応」と誤解しているケースが多いと見られるとのことだが、発熱相談センターから一般医療機関での受診を奨められたのに、診察拒否をされたケースもある。

修学旅行を中止するかどうか
 校長先生は大変だ。メキシコは、文部科学省も自粛を含めて再検討するように、との要望を出しているが、それ以外の国でも中止を決めた学校が続出。
 中止を決めた学校の行く先は、カナダ、ニュージーランド、オーストラリア、ボストンだった。
 もっとも理解に苦しむのは、オーストラリア行きの中止を決めたことか。今のところ、オーストラリアでは発症者0なのに。
 新型インフルエンザに掛かるリスクも、確率を考えれば、ほとんど0だろう。この連休で米国へ出かけた旅行者数を推定すれば、6日の成田だけで米国、カナダ、メキシコから38便が到着。一便あたり400人(747と777が半数と仮定)としたら、1万5千人程度だからだ。これまで帰国した総人数にすれば、5万人にはなるだろう。そして、現時点で、検疫で発見された新型インフルエンザの発症数はまだ0人である。
 海外に修学旅行に行く場合の一般的なリスク(犯罪に巻き込まれる、事故にあうなど)は、これらの国であれば、それほど高い訳ではないが、新型インフルエンザに感染するリスクは、それよりも遙かに低いだろう。