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  新型インフルエンザ7    05.11.2009
     



5月10日:日本でも4人目、世界で4000人越

 カナダに短期留学をしていた大阪府立高校の高校生1名の感染が確認された。このグループは、非常に感染率が高いが、それはなぜなのだろう。恐らく、語学研修を行った学校に誰か感染者がいたということなのだろうが、そんな情報が欲しい。

 世界の感染者4000人を超す。
5月10日午前1時発表の発症数。
最後のコメントは、ここ4日間での増加率

メキシコ 1626名 死者48名 2倍増
米国   2254名 死者2名 4倍増
カナダ  242名  死者1名 2倍弱
スペイン  93名       2倍弱
英国    47名       2倍弱
ニュージーランド 19名    減少
ドイツ    11名      微増
イタリア   8名       2倍弱
フランス  12名       3倍増
イスラエル  7名       2倍弱
エルサルバドル 2名      
韓国     3名
オーストリア 1名
スイス    1名
オランダ   3名
香港     1名
デンマーク  1名
コスタリカ  1名
アイルランド 1名
コロンビア  1名
ポルトガル  1名
日本     3名       新規
スウェーデン 1名       新規
ポーランド  1名       新規
ブラジル   6名       新規
グアテマラ  3名       新規
アルゼンチン 1名       新規
パナマ    2名       新規

 感染者の多い国では、4日間で2倍弱の増加傾向。アメリカは4倍増。これは結構大変な事態。

 もしもこの傾向が続くと、5月末までには、まだ20日間あるので、2の5乗倍になっている可能性がある。32倍である。

 となると、5月末の世界の感染者予測数は、12万8千人程度か。アメリカでの増加次第だが、もっと多い可能性もある。

 WHOも、「封じ込めよりも早期治療」と方針を転換している。しかし、まだまだ発症数が少ない日本のような国は、当面「封じ込め」の方が効果的だろう。しかし、検疫体制のこれ以上の強化は不可能との指摘が国立感染研究所の岡部信彦感染症情報センター長によってなされている。そろそろスペイン、英国の増加が指数関数的になっているので、ヨーロッパ便も検疫を始める必要が出てくるからだろう。

 アジア(日本・韓国)流の検疫体制によって、時間の引き延ばしが可能ではあるが、それが数日だったとしたら、実質上の効果はないということなのだろう。数ヶ月引き延ばせれば、ワクチンの製造なども間に合うので、意義はありそうなのだが。

 メキシコを除くと、2500名の発症で死者が3〜5名程度とすると、0.2%程度の死亡率。普通のインフルエンザなみである。


5月11日: 朝刊より + アルファ

 読売朝刊によれば、インフルエンザに感染した男子生徒3名は、カナダ滞在中に行動を共にしていたらしい。普段はホストファミリーに一人一人滞在していたが、4月28日から30日にオタワ観光をし、その際、ホテルで相部屋だった。3人は、5月4日に出かけたナイヤガラの滝の見学などでも一緒にいることが多く、トロント市で大リーグを観戦した同5日の夜、うち一人が発熱。帰国後、残りの2名も感染が確認された。

 中国にも感染者か? 成田経由で帰国の中国人男性が、四川省成都に到着後、発熱などを訴え、隔離された。

 もしも中国、韓国が感染国になったとすると、検疫体制の維持は不可能になるだろう。ちょっと調べてみたら、成田着の便は、アメリカ本土・カナダからが38便。中国が羽田を含めると31便、韓国が羽田を含めて29便もある。

 一方、ヨーロッパからは25便。現状ですでに手一杯ということだと、ヨーロッパ便の検疫強化も不可能かもしれない。

 というようなことを午前中に考えていたら、夕刻のニュースで、上記の成田経由で帰国した中国人の男性が新型インフルに感染していることが判明。成田で同じ飛行機を降りた111名は把握されているようだが、中国行きの飛行機に同席した日本人は、どうやら把握が十分ではない模様。こんな形が、日本への新型インフルの進入経路なのかもしれない。