________________

  新型インフルエンザ8    05.12-17.2009

     



5月12日:新型インフルの死亡率

 WHOとイギリスなどの研究者が発表した研究論文によれば、メキシコでは2059人といった発症者数は真実ではなく、2万3千人の感染者いたのではないか、と推測されている。

 死亡率は0.4%と推定され、季節性のインフルエンザの0.1%よりはかなり高い、と結論している。

 メキシコの感染者数はもっと多いと思っていたが、それが具体的な数値として示された。いささか、満足。

 死亡率だが、医療レベルが不十分な途上国などで感染が起きれば、0.4%程度になるという警告だと理解すべきだろう。現時点での先進国の死亡率は0.1%程度だからだ。

5月13日:余り大きな進展はなし

5月14日:6466名に

 5月14日午前1時発表の発症数

メキシコ 2446名 死者60名 
米国   3352名 死者3名 
カナダ  358名  死者1名 
スペイン  100名      
英国    71名       
ニュージーランド 7名  大幅減少
ドイツ   12名       
イタリア   9名       
フランス  15名       
イスラエル  7名       
エルサルバドル 4名      
韓国     3名
オーストリア 1名
スイス    1名
オランダ   3名
香港     2名
デンマーク  1名
コスタリカ  8名   死者1名
アイルランド 1名
コロンビア  6名
ポルトガル  1名
日本     4名     前回新規
スウェーデン 1名     前回新規
ポーランド  1名     前回新規
ブラジル   8名     前回新規
グアテマラ  3名     前回新規
アルゼンチン 1名     前回新規
パナマ    2名     前回新規
タイ     2名     新規
フィンランド 2名     新規
ノルウェー  2名     新規
中国     2名     新規
キューバ   1名     新規
オーストラリア1名     新規

前回新規、新規の基準は5月11日午前1時

 メキシコのデータがこんな人数ではないということになってしまったので、いまさら人数の議論をしても意味はないかもしれない。
 しかし幸いなことに、どうやら世界的な発症数の増大が収まってきているようだ。気候的な要因だろうか。それとも単なる波の揺れか。インフルエンザウイルスは、湿潤な気候だと感染力が下がるが、それが原因か? しかしそれも妙で、カリフォルニアなどならば、これから乾期なのだから、感染が増えるのが普通なのかもしれない。


5月15日: 国内感染の疑い

 神戸で国内感染の疑い発生。そろそろそんなことが起きても不思議ではない。


5月16日: 神戸で国内感染

 神戸の高校生の国内感染が確認された。その後、陽性の可能性が多数存在していることも判明。


5月17日: 国内感染者数 42名

 いずれも高校生が中心。教諭や家族への感染も確認されている。

 実際には、1000人規模になっているとの国立感染研の田代真人インフルエンザ研究センター長。

 北米以外で、感染が継続している状況を日本が作り出すとは思わなかった。

 水際作戦が意外ともろくも崩れ去った。5月5日ぐらいに米国、あるいは、イギリスあたりから帰国した人が、国内で発症し、症状がひどく無かったために診察すら受けないで他人に感染させた可能性が高いのではないだろうか。

 国境を閉鎖しない限り、いくら水際作戦といってもやはり無理があるのだろう。今回は、ヨーロッパ側からの検疫が甘かったので、仕方ないのではないだろうか。