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  東京都23区の廃プラ危機 04.22.2007
     



 東京都のゴミの区分は、これまで、日本の中でもっとも異常なものであった。まあ、今でもそうかもしれない。異常なこととは、プラスチックが長い間不燃ゴミとされてきたことである。
 話が若干変わるが、東京都に自区内処理、すなわち、各区が清掃工場を持つ、という原則ができたのは、江東区のゴミ戦争の結果だと言われる。1973年のことである。しかし、その後、ゴミ減量が進んで、渋谷区の清掃工場の新設を最後に、方針の大転換が行われ、無用な清掃工場を作ることはやめた。現時点で、清掃工場を持たない区は、千代田区、新宿区、文京区、台東区、中野区、荒川区である。
 しかし、自区内処理の原則に基づいて、平成13年に清掃事業が都から23区に移管された。そのため、現在の東京都のゴミ処理の枠組みは、「区が方針を決める」ことになっている。 ここに、新たな変化が起きた。東京都によって、廃プラスチックがやっと埋め立て不適物と定義され、マテリアルリサイクル(ケミカルリサイクルを含む)か、サーマルリサイクルで処理することになった。すなわち、焼却による熱回収が認められた。平成20年からである。といっても、マテリアルリサイクルを優先し、最終手段としてではあるが。
 そして、23区それぞれが、廃プラをどうするか、容リ法の枠組みに全面的に乗るのか、それとも、主として熱回収で行くのか、区の事情に基づいているとは言え、それぞれ勝手に方針を決めようとしている
 日本中のゴミ処理の方式が違うのは、ある程度容認せざるを得ない部分があるが、せめて東京都23区内ぐらいは、同じ分別方式にしたい。その理由は、子どもの環境教育(ごみ教育)がますますできなくなるからである。
C先生:以上長々しいイントロでも書ききれなかった状況を若干追加しよう。
 自区内処理が実行不可能になったために、清掃工場を持たない区は困ることになる。そこで、東京都23区清掃一部事務組合というものが作られた。平成12年4月1日のことである。そして、23区で共同で清掃工場の運用にあたることになった。
http://tokyo23.seisou.or.jp/index.html
 一部事務組合というのは、聞きなれない言葉であるが、「2つ以上の地方公共団体が、その事務の一部を共同処理するために設ける特別地方公共団体(地方自治法第284条)」ということらしい。

A君:一組(いちくみ)と略しますが、そこにサーマルリサイクルのページがあります。
http://tokyo23.seisou.or.jp/thermal/index.html

B君:特に、廃プラスチックを巡るこれまでの状況の説明がなかなか詳しい。なぜ、廃プラが不燃ごみになったのかなど。
http://tokyo23.seisou.or.jp/thermal/keii.html

C先生:「プラスチックというと、塩ビが多かった」、という歴史的なことも大きい要素かもしれない。塩ビから出る塩化水素の除去が難しかったということもあった。
 ビニールという言葉があるが、これは、実に不思議な言葉で、広辞苑を引くと、「ビニール:塩化ビニル樹脂、あるいは、それで作られた製品」となっているが、現時点では、「ビニール」が塩ビという意味で使われることは無い。例外が、ビニール傘ぐらいか。あれは、確かに塩化ビニル樹脂フィルムで出来ている。現時点では、ビニールはプラスチックフィルムを意味し、その組成はポリエチレンかポリプロピレンである。

A君:東京都の廃プラスチック問題を考える上で、必要なのが、容リ法のプラスチックの扱いでしょうか。

B君:こちらも、若干説明を要する。容リ法は、1997年から施行されているが、当初、プラスチックとしては、ペットボトルだけが対象だった。プラスチックのリサイクルといえば、ペットボトルだけという単純な時代が続いた。しかし、2000年から容リ法に、「その他プラ」というものが定義された。厳密には、「ペットボトル以外」を意味する。しかし、「トレイ」については、別途集めることが多くの自治体で行われていたので、結果的に、容器包装として使われているすべてのプラスチックが、3種類に分けられることになった。「ペット」「トレイ」「その他プラ」である。

A君:「その他プラ」が実は大問題。しかも、容リ法によって「マテリアルリサイクル」が優先される。すなわち、「その他プラ」を集めて、手分別で不純物を除き、そして、加熱して溶かして、再度、なんらかのプラスチック製品にするリサイクル方法だ。ところが、この方法には、使える「その他プラ」が限られている。そのため、半分近くの集められたプラスチックが、結局のところ、焼却処理されている。

B君:マテリアルリサイクル以外に、ケミカルリサイクルがある。ところが、ケミカルリサイクルといっても様々で、熱回収に近いような方法のものならば分別が緩くても良いが、精密なリサイクルを行おうとすると、やはり分別が精密に行われている必要がある。

C先生:ところが、そのあたりがなかなか徹底できないのだ。「その他プラ」を集めると、次のような状況のものになる場合がある。



写真 回収された「その他プラ」に混じるリサイクル不適物。マテリアルリサイクルで活用するには、これを手作業で後分別する必要があり、それには、大変な手間とコストがかかる。

A君:「その他プラ」をマテリアルリサイクルに有効に回すには、分別の方法を変えなければならない。汚れのひどいプラスチックが混じらないようにする必要がある。ところがそれが難しい。なぜならば、容リ法を初めとする法律は、事業者にリサイクル料金を負担させて、それによって、容器包装を減らそうというのが目的の法律。となると、どうしてもすべての容器包装について、回収してリサイクルするという建前を守らないと、リサイクル料金を事業者に請求することができなくなってしまう。

C先生:その通り。実際にマテリアルリサイクルできようができまいが、プラスチックを集めて、その処理費を事業者負担にするのが、容リ法の正統的なやり方とも言える。

A君:しかし、容リ法改正のときに、そのようなリサイクルは総合的にみて環境負荷の低減にもなっていない可能性があること、さらに、費用面でも異常に高い負担額を事業者に強いている一面があることが問題になった。

C先生:しかし、現在の容リ法の枠組みでは、例えば、ある特定の包装は、リサイクル効果が無いから、回収しない、と決めてしまうと、その包装を使用している事業者から、リサイクル費用を取れなくなる。

B君:例えば、国が「納豆の容器は除外する」と言えば、納豆事業者は、容リ法に拘束されなくなるので、そうは言えない。

A君:だから自治体も、例えば、「カレーが入ったレトルトはリサイクルしない」と内容を特定するようなことは言えない。原則的にプラマークが付いたものは、リサイクルをせざるを得ないし、逆に、CDケースのように、材料としての価値が高いものであっても、容器包装ではないと法律が定義しているために、自治体としては集める訳には行かない。

B君:容リ法で、自治体はどう対応するのか。その説明が必要。自治体は、事前に回収計画を立てて、何を集めるかを決めて、市民に分別を頼み、集まったプラスチックを収集し、分別し、貯留して、リサイクルに渡す。ここまでの費用は、自治体が負担。精緻な分別を行えば行うほど、費用がかかる。

A君:容リ法の改正によって、新しい枠組みがいくつか加わった。その一つが、質の高い分別収集を自治体が行うと、リサイクル(正式には再商品化)が効率的に行われ、費用も下がる。そのために、質の高い分別を行った市町村には、事業者からの資金が拠出されるという仕組みができた。

B君:確かに、これは重要だ。この仕組みがなぜ出来たか、それを充分に考えることが、容リ法の今回の改正を生かす上で必要不可欠だと思われる。

C先生:以上、非常に長かったが、23区が行うべき「その他プラ」への対応を考える際に必要不可欠な前提条件を説明したようなものだ。

A君:整理しますか。
(1)様々な状況から、東京都は、廃プラスチックを埋め立て不適物にして、サーマルリサイクルもあり、という状況を作った。
(2)容リ法も改正されて、ペットボトル以外のプラスチック、すなわち、「その他プラ」をどのように扱うか、23区が独自に決めることになった。
(3)容リ法の改正の中で、「質の高い分別収集」ということの意味を充分に理解した上で、適切な対応を取ることが23区に求められている。

B君:そんなところだろう。よくよく考えれば、妥当な対応というものが見えてくる。

C先生:ところが、ところが、なのだ。23区の対応はバラバラになりそうなのだ。その一つは、区民の考え方が様々であることだ。特に、環境活動をしている市民団体は、未だに廃プラを燃やすことは不適当だという主張をしている。その理由あるいは疑問は、多分、次のようなものだ。
(Q1)リサイクルをするといことで、プラスチックの使用量が抑えられている。もしも、どんどんと燃やせということになると、プラスチックの使用量が跳ね上がるだろう。
(Q1”)発電をして電力を販売している清掃工場としても、より売上げを増やすために、プラスチックを欲しがることになるだろう。
(Q2)プラスチックを燃焼すると、有害物が出るのではないか。

B君:我々だって、ある思いはある。それは、プラスチックの使用量を無駄に増やしてはいけない。そう考えるメンタリティーとしては、
(a)化石燃料の枯渇を早める、
(b)プラゴミの処理は有害物を出す。

A君:要するに、考え方をもっと環境負荷の本質に基づいたものに変えなければならない。
 まず、(Q1)を考えるときは、(a)を基準にしたライフサイクルアセスメント(LCA)的な発想をしなければならない。
 プラスチックは、石油からできていて、いわばエネルギーの塊である。しかし、これをリサイクルするには、ある程度のエネルギーが必要である。エネルギーを石油だとみなせば、どのようなリサイクルをやるべきか、やらざるべきか、その限界が見えてくる

C先生:しかし、意外と難しい。今回は、極めて単純な考察のみ。まず、1gのプラスチックフィルムはどのぐらいの面積か、というと、勿論厚さによるのだが、ペラペラしたポリエチレンフィルムだと、1gは、30×10cm。ラップだとさらに軽くて、1gは30cm幅のもので20cmぐらい。このサイズのフィルムを洗おうとすると、汚れにもよるだろうからよく分からないものの最低でも1Lぐらいのお湯を使うことになるのではないだろうか。根拠は、蛇口を細めに開けたとして、1Lでるのが20秒。
 お湯1L(40度)を得るには、10gぐらいの二酸化炭素が出る。10gの二酸化炭素を出す石油は4gぐらいに相当する(ガスだとやや少ないが資源を問題にするために石油だと仮定)。1gのプラスチックを作るには、石油が1.3〜1.4gが必要。お湯で洗うだけに必要な石油で、廃プラスチックフィルムの3倍ぐらいの量を新しく作ることができる

A君:勿論、水で洗えば、必要エネルギーは格段に低くなる。10分の1以下だと思えば良いでしょうか。

B君:しかも、プラスチックフィルムのようなものは、リサイクルをする際の歩留まりが悪くて、半分ぐらい。となると、1gの廃プラスチックフィルムをお湯で洗って、マテリアルリサイクルをするとしても、できるプラスチックは0.5g。となると、ますますお湯で洗うことが犯罪的であることが分かる。

C先生:さらに悪いのがマークの意味の分かりにくさ。「プラ」マークが就いているものがプラスチック包装だとされているのだが、それは、この包装を使っている事業者はリサイクル費用を負担するということを意味するだけで、リサイクルに適した材料であるという意味ではない。現在の容リ法での事業者の負担を決めている根拠は、リサイクルをするために掛かった費用を負担せよ、ということなので、この材料はリサイクル不適だから、リサイクルしない、と宣言してしまうと、事業者は負担をしないで良いことになりかねない。



写真2 プラマークとその他の容リ法関係のマーク。プラマークは、これが容リ法の対象になるプラである表示。リサイクルに適しているという表示ではない。

A君:リサイクルできないプラは、本来的には他の素材と環境負荷を比較して、もし負荷が大きいと判断される場合には、排除すべきだ。「リサイクルもできないような、使い捨ての材料を使っているのだから、地球資源により大きな負担をかけている。だから、課徴金を払え」、という枠組みが正しいように思える。その方向に容リ法が変わるまで、この問題は根本的には解決できない。

B君:現時点での対応は、レトルトパックや、マヨネーズの容器のように複合材料でリサイクルできないものは、マテリアルリサイクルの枠組みからは外すけど、他のプラスチック材料と同様にリサイクル料金を負担させるにはどうしたらよいか、というところに落ち着く。

C先生:そこで、Q1に対する回答を考えるときの基本的な姿勢は、
*「事業者への負担が下がるような仕組みは拒否すべき」、
*「レジ袋のように、不要なプラスチック包装は断りましょう」、
*「質の高いリサイクルをして、市町村への事業者からの費用拠出をさせよう」、
*「それには水でさっとすすいできれいになるプラスチック容器包装はリサイクルしましょう」。
*「油性の食品汚れがついたプラスチックは、燃えるゴミに分類しましょう」
ということだと思う。

A君:実際のところ、東京都以外の多くの自治体では、このような合理的な方法をすでに採用している。

B君:横浜はこのところ大きく変わった。G30という目標を掲げて、これまでの何でも焼却都市から離脱したように見える。「その他プラ」は、トレイは店頭回収へ、その他の「プラ」マークのあるものは、すべて週1回の回収。「中身を残さないようにして、中をゆすいでください」という指示がある。

A君:われわれは、この横浜方式でもリサイクルへの思いが強すぎると思う。分別の質が保てないからだ。これでリサイクルの効果を挙げるには、事後分別で分けるか、それとも、コークス化のような焼却に近い「ケミカルリサイクル」を行う以外にない。もし事後分別を行えば、費用がかさむ。

B君:改正された容リ法の一つの狙いである「品質の良い分別」を最初から市民レベルで実行することが、住民税の無駄使いを減らすことができる。

A君:われわれの考え方に近いものをインターネットで探して、最初に見つかったのが、たまたまもしれないが、佐倉市。その他プラの収集で集めないものとして、こんな説明がある。「×対象品でも汚れたままのものや、汚れがひどく簡単に落とせないものは、もやせるごみへ」。これがお奨め方法

B君:この簡単に落とせないもの、の基準として、「水ですすいで簡単に落とせるかどうか」を23区は採用すべきだ、というのがこのHPの主張。

C先生:23区の本当の問題は、区の財政状況がかなり違うこと。千代田、中央、港のような金持ち区と、そうではない区が混在している。金持ち区は、リサイクルも住民サービスだと考えていて、横浜的にやりたがっている。一方、余り金持ちでない区は、ペットボトルは回収、トレイは店頭回収へ、そして、その他プラは全部熱回収という名の焼却へ、という方向を向いている。大田区のように焼却工場が多いところは、特に、そのような意向だと聞く。

A君:これまでその方法論の良し悪しは別として、統一的にやってきたゴミ分別が、区の財政などの政治的状況に従って、バラバラになる

B君:ドイツのような統一した対応であれば、全国共通の教育ができて、それが、環境問題への素直な理解に繋がる。

C先生:そうかもしれない。日本でのリサイクル方法がバラバラだから、武田邦彦先生のように、容リ法に噛み付く人が出てくる。まあ、個人的にも、容リ法は、まだ2回の大改正が必要だと思っている。

A君:東京都23区の小学校でのゴミ教育は、区立だから、その区の分別のやり方を教えれば良いということ?? 他の区に引っ越す人のことは考えない。

B君:ゴミ問題の議論になると、多くの人々が環境教育が重要などと言うが、実際にゴミリサイクルの

方針を決める段になると、環境教育などという観点はブットンデしまう。

C先生:そろそろまとめに行くころだな。そこで(Q2)に行きたいが、その前に(Q1”)を。この、「(Q1”)発電をして電力を販売している清掃工場としても、より売上げを増やすために、プラスチックを欲しがることになるだろう」だが、確かに、生ゴミという燃えないゴミを燃やすために、多少の紙くずやプラスチックが混ざることは有効だ。だからといって、23区のような住宅地の真ん中にある清掃工場周辺へのパッカー車の騒音や交通への影響を考えると、区がゴミが増えることを望ましいと思っていることは無いだろう。

A君:「(Q2)プラスチックを燃焼すると、有害物が出るのではないか」、ですが、大型の焼却炉の性能は、相当以上に高い。ダイオキシン騒ぎの良い副作用のためでしょうね。

B君:ダイオキシンそのもののリスクは、それほど大きいとは思えなかったが、ダイオキシン対策で、排煙の温度を水で下げて、再度加熱して煙突から出すシステムになったために、揮発性の高い重金属、鉛、カドミ、水銀などの排出がほとんど無視できるレベルになったのは、良いことなのでは。

A君:家庭用の包装よりも、プラスチック製品には多種多様なプラスチックが使われている。横浜でも、「商品そのもの(ビデオテープ、おもちゃ、洗面器など)→「家庭ごみ(燃やすごみ)へ」、という指示になっている。23区では、これはどうするのだろう。やはり、埋立て不適物ではあるが。

B君:とりあえず、容リ法の範囲でのリサイクル以外は、やらないのでしょう。費用の引き受けてが居ないので。

C先生:最後に、身の回りのプラスチックを少々詳しく見て、そして、終わりにしよう。

B君:今、CanonのプリンターiP7500のインクが少なくなったという警告が出たので、インクを変えようと思って表面を覆っているシュリンクフィルムの包装をよく見ると、「プラ」マークがある。これは、「その他プラ」の候補だ。しかし、こんなフィルムを集めてもどうするのだ、という感じ

A君:このおせんべいは個別包装ですが、「プラ」マークは無い。これは集めるなということでしょうかね

B君:何か無いかな、ということで、探したら、料理素材として銀杏の水煮のレトルトパックがあった。当然「プラ」マークが付いている。しかし、このレトルトパックは透明で、単一素材のように見えるが、実は複合素材。マヨネーズ容器と同じように、ポリプロに酸素透過性を下げるために、ポリビニルアルコールのフィルムを張り合わせている3重のものだと思われる。これはマテリアルリサイクルは無理。燃やすか、燃焼に近いケミカルリサイクルであるコークス化の原料ぐらいにしかならない。

A君:何度も言うが、「プラ」マークというものは、事業者のため。リサイクル費用を負担しています、というマークでしかない。

C先生:もう一つ別の考察をしてみたい。課題は、「プラスチック包装は環境負荷を増加させているのか」だ。
 まず、レトルトパックだが、もしも、これが無かったら、包装としては、瓶詰か缶詰になるのだろうか。ワンウェイのガラス瓶は、残念ながら、その環境負荷は、原料、エネルギー使用、廃棄物発生などを考慮すると、レトルトパックの数倍以上だろう。リターナブルの瓶なら、多少レトルトパックに近いかもしれないが、ビール瓶、牛乳瓶、一升瓶以外は、なかなかリターナブルという概念そのものが普及しない。レトルトパックが、使用時までの環境負荷を下げていることは確実

A君:缶詰という手も無い訳ではないですが、それもエネルギー使用量などの環境負荷は高そう。

B君:しかし、使い捨ては止めたいという気持ちもある。

A君:やはり、容リ法は、今後2回程度の大改正を経て、資源利用とリサイクルの両面から、課徴金制度に移行するのが、妥当なのではないでしょうか。

C先生:東京都以外の読者には退屈であったかもしれないが、東京の実体を知っていただくことも、必要かと思って、記事にしてみた。

A君:最後にもう一度。本HPの主張は、
(1)23区は、統一したその他プラの取り扱いをすべきである。
(2)その妥当な取り扱い法は、「水でさっとすすいでキレイになるプラはリサイクル。汚れの落ちないプラはサーマルへ」。

B君:追加。
(3)環境教育の重要性を述べるのであれば、まずは、その他プラの取り扱いを統一することが大前提。

C先生:この(2)を実施すれば、それぞれの区の追加分別作業の費用も下がるし、質の良い分別の実現も可能になる。しかも、改正された容リ法との整合性も悪くない。容器包装の種類を特定していないので、事業者に妙な根拠を与えることもない。
 という訳で、良くできた案だと思うが。