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   今回のヨーロッパドライブの目的    05.01.2016
          ポルトガルとスペインの西部        




 再び、ヨーロッパのドライブ旅行に、明5月2日に出発します。大規模なものとしては、今回を含めてあと二回でしょうか。帰国予定日が5月17日のため、5月8日のアップすべき記事は、本稿で先行掲載したことにします。現地からの写真などは、良いものが撮れたら、”本日の1枚”をFacebookにアップする予定です。

 今回の主要な目的地は、リスボン以北のポルトガルでして、加えて、少々スペインに入り込むといった程度のところです。スペインの主要観光地、マドリッド、バルセロナはもとより、比較的ポルトガル寄りの、セビリアやコルドバなど、まだ行ったことがないのですが、これらの大きな都市には行きません。車があると邪魔になるところは、別途、列車の旅を計画する予定です。

 主要目的は、毎回同じですが、その国の世界遺産を見ることと、その国の人々の表情を見ること、その国の田舎の様子を見ることで、川口マーン恵美さんの最近の著書である「ヨーロッパから民主主義が消える」(PHP新書1024)の中にあるスペインの記述、「スペイン経済は徐々に回復に向かいつつあると言われているが、真相は分からない。若年者の失業率は、まだ50%を切っていない」といった状況が本当なのかどうか、などを感じることです。ポルトガルはあまり問題にされていないようですが、それが単に経済的な規模が小さいからなのか、それ以外に何か要素があるのか、といったことも知りたいと思っています。

 川口さんの本には出てきませんが、スペインという国は、どうやら古くからの富豪がいまだに多数存在しているようで、ホテル・レストランなどを経営しているようです。そこが、非正規な雇用を行って、若年層に職(より正確にはお小遣いか?)を与えているという噂もあります。もちろん、正規雇用ではないので、所得税などを払わせていないのでしょう。国に税金が入らない裏経済の規模が結構あるのがスペインなのかも知れません。こんなことが、観光客に分かる訳もないのですが、まあ、たまたまそんな機会があれば、誰かに話を聞いてみたいと思っています。

 もちろん、もっと本質的な問題になりますが、どう考えても、世界全体で、まともな仕事というものが減っているように思えます。この傾向が起きる原因は、手作業でやっていた仕事が自動化されて、人間が行うべき仕事を奪うという要素があります。一方で、日本がまさにそうですが、建設業のような3K系の仕事は人気がなくて、海外からの労働者が働いているという状況もありますが、特に、この後者については、EUの中でも、失業率の高い国であるポルトガル、スペインの実状を見てきたいと思います。

 ただ、スペイン、ギリシャ、などの国は、これまで公務員が余りにも多すぎたので、合理化が若干進んだだけ、という状況でもあり、それが影響しているだけなのかもしれません。ちなみに、日本の国家公務員の人数は、世界的に見れば、少ない国に分類されます。地方公務員は別なのですが。

 もう一つの関心事項ですが、EUに国境が復活しているというニュースがありますが、その現実です。難民騒ぎがあった昨年10月、ハンガリーがセルビアとの国境を封鎖したのに続いて、クロアチア国境も封鎖しました。セルビアは、EUに加盟していませんから、まあ、当然なのですが、クロアチアはEUの一員です。EU国同士は、シェンゲン協定を批准している国であれば、国境はないに等しいのですが、それが封鎖されるという事態が、それ以後も続いています。スロベニアとクロアチアの国境も、難民の影響を受けたようです。前回の旅では通過しましたが、簡単にパスポートチェックはされたような記憶です。しかし、おそらく、現時点では、国境がさらにきちんと管理されているのではないでしょうか。

 とりあえず、最初の関門であるドイツ入国がどのぐらい厳しくなっているか、これによって、判定ができるのではないでしょうか。ちなみに、今回は、ミュンヘンでドイツに、というよりもEUに入国し、リスボンに向かいます。

 スペインとポルトガルの国境は、以前はかなり自由に通行できたはずです。そして、多分、今回も自由に通行できると思っていますが、さて、行ってみて驚くことになるのかもしれません。もっとも高速道路ということになると、スペインは通行料金がタダ(多分)、ポルトガルは高速でも作動するETCのようなものを使って有料のはずです。今回は、レンタカーをリスボンで借りますので、多分、クレジットカードに自動的にチャージが来るのでは、と思っています。

 世界遺産の中では、ポルトガル国内では、やはり、修道院関係が立派なようです。特に、リスボン市内のジャロニモスは当然として、2時間ぐらい北方にある、3つの世界遺産、アルコバッサ、バターリャ、トマールの修道院がどのぐらいインパクトがあるか、楽しみです。

 その後、スペイン北部に入りますが、サンティアゴ・デ・コンポステーラに期待しています。巡礼道の最終到達点として有名な都市です。現在でもそうかもしれませんが、ポルトガルよりは、スペインの方が、やはり経済的底力はあったようで、世界遺産の建物の豪華さも、スペインに分があるように思います。こんな予想をしてはいますが、現実は、あくまでも見なければ分かりません。

 ポルトガルで面白そうだと思っているのは、ほぼ、最後に訪問する予定のエルヴァスとエヴォラの古い都市です。特に、エルヴァスには、函館五稜郭に似た、七稜郭があるようです。スペインには、どうやら多くの類似物、正式には稜堡式城郭と呼ばれるようですが、が存在していて、ある方の意見によれば、カタルーニャ地方のFigueresのものが最良とか。地中海側のフランス国境の街のようでして、残念ながら、今回、行けません。

 さて、今回の世界遺産のように、目的地が街の中にある場合では、どこに車を止めるか、これが最大の問題です。最適な駐車場を発見することが不可欠です。しかし、現時点だとかなり楽な作業になりました。Google Mapを使って、場所を特定。そして、Google Earthで目的地付近で車が止まっている駐車場を探し、そして、その付近の状況をStreet Viewでチェックして、駐車場への入り口を特定するという作業をやって、以下に示すような手順書を作って、準備をしておきます。

 結構面倒な作業ですし、また、景色を最初から知ってしまうので、実際現地に行ったときに意外性が無くなってしまうという余り嬉しくない副作用もあるのですが、レンタカーを使う旅のリスク対応としては、やっておかないわけには行きません。

 という訳で、以下のようなテーブルを作りました。この座標を、毎朝、ガーミンのGPSに1日分を入力してから、出発ということになります。このような作業をやっておくことで、やはりレンタカー旅の確実性がかなり上がります。パニック状態になるのが、海外旅行のリスク管理面からは最悪なのですが、その防止にはかなり有効ですので、是非お試し下さい。



ポルトガル・スペインの世界遺産訪問予定順

 北緯、西経を示しています。GoogleMapかGoogleEarthの検索欄に入力すれば、その場所が表示されますので、どんな建物・街・自然なのか、ちょっと覗いて見て下さい。

5月
2日 夜リスボン到着 Rossio駅付近のHotelへ

3日.リスボンのジェロニモス修道院とベレンの塔
  N38.697177, W9.207017 Hieronymites
  N38.691789, W9.215851 Belen 電車と徒歩にて
4日.シントラの文化的景観
  N38.783574, W9.416447 電車にて

5日.空港に戻りレンタカー受け取り出発
5日.アルコバッサの修道院
  N39.548371, W8.979930 本体
  N39.547944, W8.981045 駐車場
5日.バターリャの修道院
  N39.658878, W8.825837 本体
  N39.660457, W8.824794 駐車場
5日.トマールのキリスト教修道院
  N39.603926, W8.418031 駐車場
5日.宿泊地 コインブラ 到着は多分夜
  N40.215899, W8.413675
  Alameda Armando Goncalves 20,Coimbra,3000W059

6日.コインブラ大学ーアルタとソフィア
  N40.207842, W8.425485 近くでの駐車は難しい 
  宿泊したホテルから徒歩だと1.9km
  川向うのここが広い駐車場、そこから750m
  N40.205679, W8.432156
6日.コア渓谷とシエガ・ヴェルデの先史時代のロックアート遺跡群  visitas@arteWcoa.pt
N41.079917, W7.112946 博物館駐車場
6日.宿泊 Casas Do Coro
  N40.913124, W7.231811 

7日.アルト・ドウロ・ワイン生産地域
  N41.097221, W7.806421 通過で良いか
7日.宿泊 ポルトの南側
  Holiday Inn Porto Gaia 
  N41.123904, W8.614835 
7日.ポルトの世界遺産は地下鉄にて
  行先未定

8日.ギマランイス歴史地区
  N41.447892, W8.290322 城本体 
  N41.449954, W8.288102 近くに駐車可能
  N41.443126, W8.294631 街中の建築がが世界遺産の本命。その近くの駐車場
8日.宿泊地 サンチアゴ・デ・コンポステーラ
   Hotel NH Collection
  N42.889526, W8.543844
8日. サンティアゴ・デ・コンポステーラ
  N42.880533, W8.545496
  ホテルからは1.9km 徒歩も可能だがちょっと遠すぎる
  駐車場は400mぐらいのところを使うか
  N42.883603, W8.544629

9日.ルーゴのローマの城壁群 
  N43.012120, W7.556067 多分公営駐車場
  N43.006653, W7.554941 同上
  N43.013606, W7.557825 同上
  N43.009624, W7.561856 道路ならここか
9日.宿泊 アコルーナ A Coruna
  Hotel Hesperia Finisterre
  N43.368835, W8.391768

10日..ヘラクレスの塔
  N43.386000, W8.406656
10日.宿泊 サラマンカ Hotel Rector 
  N40.958909, W5.665665
10日.サラマンカ旧市街
  ホテルから徒歩で旧市街へ300m

11日.宿泊 グアダルーペ 
  Parador De Guadalupe Caceresホテル
  N39.452437, W5.326430
11日.サンタ・マリア・デ・グアダルーペ王立修道院  ホテルから徒歩、ほぼ隣 
  N39.452146, W5.327218

12日.カーセレスの旧市街
  N39.474405, W6.370136 サンタマリア聖堂
  N39.465816, W6.370345 フリーの駐車場か
  徒歩1.2km程度
12日.メリダの遺跡群
  ホテルから徒歩で1km程度
12日.宿泊メリダ Hotel Velada Merida
  N38.911674, W6.338869

13日.エルヴァスの駐車場
  N38.881167, W7.166148 町の北西
  N38.877848, W7.171746 水道橋
13日.国境防備の町エルヴァスとその要塞群
  N38.873688, W7.158960 南の七稜郭 
  車で移動するのが適当
13日.エヴォラの北側の大駐車場
  N38.577112, W7.911533 
13日,エヴォラ歴史地区
  北駐車場から徒歩で700m
  中心地の駐車場
  N38.571900, W7.907308
13日、宿泊 エヴォラ
  Hotel Vila Gale Evora かなり町はずれ
  N38.565366, W7.926156

14日 海岸のどこかへ
  N38.571641, W9.195004 漁村ではない
  N38.415126, W9.216449 灯台と教会
14日 ロカ岬駐車場
  N38.781305, W9.497010
14日 リスボン空港でレンタカーを返す
  N38.767901, W9.127525 Hertz
14日 タクシーでリスボンInterContinentalへ

15日 リスボン市内を散歩
15日 InterContinentalもう一泊

16日 タクシーで空港へ フランクフルト乗り継ぎで帰国