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 3代目プリウス印象 その1    05.31.2009
     



納車:
▲4月からの先行予約で早々と予約した車が、5月30日に納車になった。ディーラーまで取りに行ったが、この日は家まで運転して、任意保険の切り替えを行ったのみ。本物を、一度も見たことも触ったこともない状態だった。初代、2代と乗り継いで、3代目に乗ってみると、色々と感じるところがあるので、記述してみたい。

購入したプリウスの仕様:
▲G仕様+純正HDDナビ+ソーラー付きムーンルーフ。
▲総重量は1390kgで、2代目より110kg(8.5%)も重たい。

3代目への期待:
▲2代目の欠点は、「冬のプリウスは寒い」。これがどのぐらい解消されているか、それが最大の期待と関心事。より具体的には、3代目に装備された、排気熱回収システムに最大の期待がある。
▲2代目のもう一つの欠点、「近所をちょこちょこ走ると燃費が悪い」。これの解消にも、排気熱回収システムが利くだろう。
▲いずれにしても、排気熱回収システムの効果が期待の中心である。このあたりが、並の自動車評論家と違うところ(自賛??)。

乗り込んだ瞬間の印象:
▲ムーンルーフのためか、天井と頭とのクリアランスが狭い感じで圧迫感あり。
→ 助手席はかなり後ろに下げて、リクライニングも多めにして解消。運転席だが、ハンドルはテレスコピックの調節も利くので、かなり自由度は高い。しかし、上方への視界も余り広くないので、シートを後ろに下げすぎると真上の信号が見えないので限界あり。
▲しかし圧迫感は、ムーンルーフを開けるとほとんど感じなくなることが分かった。まあ、慣れの問題だろう。

走り出したときの印象:
▲3代目は、「できるだけ電気で走ろう」という傾向が極めて強くなった。エンジンをできるだけ使わないという決意みたいなものを感じさせるセッティングだ。
▲ECOモードだと、かなりアクセルを踏み込まないと加速しない感じ。

ハンドルなど:
▲低速では軽くなっている。そのためか、幅が20mm増加し、回転半径も10cm増えているのだが、狭い道での取り回しは良くなっている。
▲高速になると、2代目よりもハンドルは重い感じ。
▲操縦性などは極限的な状況にしないので、よく分からない。

装備の差:
▲2代目だと、テレビ画面からエアコン類なども操作する必要があったが、今回は、ほとんどすべての操作が専用ボタンになったのは楽だし合理的。2代目では、このテレビが壊れて、他のコントロールも利かなくなった経験あり。
▲これまでテレビ画面に出ていた燃費やエネルギー関係の情報が、すべてメインメーターに統合されたので、テレビ画面はカーナビ専用になった。となると、カーナビは純正品以外を選択することもあり得る。
▲トリップメーターがA,B二系列ある。しかも、それぞれについて、平均燃費が出るのが極めて有用。二代目の平均燃費は、手動でリセットできるが、それ以外でも、ガソリンを入れると自動的にリセットされてしまう。そのため、1000km(満タンなら無給油で簡単に走れる距離)を超すドライブに出たとき、平均燃費を表示し続けることができなかったが、今回は、いろいろな使い方ができるので、条件による燃費の比較に便利になった。
▲特に燃費履歴というページがトリップメーターA、B別にあるので、それぞれのトリップの使い方を決めれば、それぞれについてランキングがでる。使い方によっては面白いことができる。

換気用の太陽電池:
▲3代目はオプションによって屋根にソーラーシステムを付ける仕様で発注可能。これは、夏期など、太陽によって室内が非常に高温になるとき、太陽電池の電力によって室内を換気する仕組み。見たところ、まあ120Wぐらいの出力しかないので当然だが、動力に使うものではない。
 もっともムーンルーフとセットなので、自由自在に選択という訳にはいかないし、また、サスペンションがスポーツタイプで、タイヤが太いツーリングセレクションでは選択できない。
▲新車臭がかなり強い(化学物質過敏症になりそう!)ので、太陽電池による自動換気を是非とも動作させたいのだが、実は、動作しているかどうか、どうやって判定したら良いのか未だによく分からない。

ハイブリッド・システム・インジケータ:
▲非常に簡単なメーターなのだが、3代目はエンジンが静かすぎて、エンジンとモーターが、どういう状態にあるのかよく分からないこともあり、結構便利かもしれない。

最初の実燃費を報告:
▲非常に空いていた首都高
 自宅からしばらく走り、日曜日の特権、500円の首都高を利用して、渋谷インターから入って、江戸橋そして箱崎へ。そこから木場を通り辰巳にでて、湾岸をしばらく走り、レインボーブリッジを渡り、銀座経由で再び江戸橋へ。環状線経由で渋谷に戻り、自宅へ戻る。
 距離45kmを平均速度42km/hで走って、平均燃費29.4km/L。2代目で走れば、まあ25〜27km/Lぐらいだろう。まあ1〜2割ぐらい良いだろうか。

▲近所をちょこちょこ
 近所のスーパーへ数日分の食料品の買い出しへ。2代目プリウスの苦手な短距離パターンだ。
 往復で4kmを平均速度11km/hで走って、平均燃費19.1km/L。こんな運転モードでは見たこともない良い数値で、画期的。2代目だと14〜15km/Lといったところだ。3割ぐらい燃費向上と言えるのだろうか。いやいや、これは出発時と到着時の電池の残量によるので、なんとも言えない部分がある。まあ「やはり2割はアップ」ぐらいか。少なくとも、排気熱回収システムの導入で、エンジンの暖気が早くできるようになったためなのだろう、かなり確実な改善なのではないだろうか。

今のところの印象:
▲3代目プリウスは、完全に「プラグイン・ハイブリッド化計画」のための設計になっている。燃費の向上を図るというよりも、もっぱら、プラグイン・ハイブリッドを実現するための車なのではないだろうか。
▲2代目がエンジン56kW+モーター50kWだったが、3代目になって、エンジン73kW+モーター60kWになった。
▲インサイトはエンジン65kW+モーター10kWで、モーターの出力はプリウスの1/6しかない。とてもモーターだけでは走れない仕様になっている。プラグイン化をしようとすれば、設計の大幅な変更が必要だろう。
▲3代目の数値を見るとエンジンを強化したと言えるのだが、これは、トルクを大きくして、エンジンの回転数をさげることで高速燃費を改善するためと言われている。
▲3代目のエンジンの最大トルクは142N・m/4000rpmという仕様。2代目は110N・m/4000rpmだったので。実に、30%もアップしている。
▲それに比較すると、3代目のモーターは強力になったという印象でもない。しかし、エンジンが起動してしまう負荷の下限が高くなっているようだ。すなわち、若干の上り坂でもモーターだけで登れるようだ。それが燃費に有利に作用するかどうかとなると、話は別。