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 3代目プリウスの印象 その2    06.07.2009
     



▲比較対象の2代目:
 2代目も、その中で性能の向上が図られていると思う。ちなみに、ここで比較対象になっている2代目は、まさに初期ロットである。

■高速道路の燃費改善:
 3代目プリウスが1800ccになった最大の理由がこれである。内燃機関の効率は、どうやら燃焼室の体積が大きい方が良いらしい。それなら、単気筒エンジンがベストなのか? どうも本当らしい。しかし、大排気量の単気筒エンジンは、スムースに回りそうもないので、多気筒にするらしい。
 さて3代目プリウスの高速道路の燃費であるが、100km/h程度の走行時の燃費が24〜5km/Lになっているようだ。もちろん、燃費メーター上の話。2代目だと20km/L程度だったから、20%ぐらい良くなっているような印象。
 実燃費は、燃費計の誤差がどのぐらいあるかを検証するまで不明。それには、何回か満タンにする必要があるので、しばらく分からない。

●燃費の例:逗子マリーナへ
 経路:自宅→池尻インター(首都高)→東名高速で横浜・町田インター→保土ヶ谷バイパス→横浜横須賀道路→朝比奈インター→逗子マリーナ→朝比奈インター→横浜横須賀道路→狩場インター→横浜新道→第三京浜→環状八号線→都立大駅前→自宅
 走行距離 117.5km 
 平均燃費 27.6km/L
 平均速度 50km/h
 感触としては、2代目よりも15%ぐらい良い。

 もっとも驚いたのが、帰路第三京浜を出てから、燃費の数値が上昇したことだ。環状八号→目黒通り→柿の木坂→自宅という経路のうち、もっとも平均時速の低い柿の木坂あたりから、燃費が向上した。あれほど信号で止まったのにである。これは、エンジンが暖まっている状態だと、都内のように信号の多い場合でも燃費が落ちなくなったということなのかもしれない。一方、2代目は信号にひっかかる状態だと、燃費は17km/Lという感触だった。これはテストをしなければ。

■モードによる走りの違い:
 ECOモードだと、エンジンはなかなか回らない。アクセルが重い。しかし、思い切って踏み込めば、それなりの走りである。
 PWRモードだと、レスポンスは格段に良くなる。しかし、2代目のようにエンジンの回転数が急に高くなって、挙動がいささか唐突という感触になる。

●燃費の例:自宅から羽田空港の手前(京浜島)まで往復。経路は、行きは環状6号で品川発電所右折、帰りは環状7号経由。
 走行距離 29.4km
 平均燃費 25.6km/L
 平均時速 25km/h

 平均時速が低い。その理由は、環七で道路工事に遭遇して1車線規制。本当のノロノロ運転だったため。その割には、まずまず良好な燃費だった。

■低速状態の燃費改善。推論その1:
 前回の謎、すなわち、低速状態になってから燃費が良くなる謎がいささか解けた感じ。
 プリウス(2代目)のマニアの間では、燃費記録会がしばしば開催されるようだが、45km/Lといった燃費を記録しないと、優勝できないようだ。その運転方法とは、発進と同時にバッテリーに充電が出来る程度のエンジン負荷で加速し、ということは、かなり高負荷状態だけど、効率が低下するほど過度に高負荷ではない状態で、比較的速やかに加速する。そして、目標の速度に到達したら、EVモードに切り替えるか、アクセルワークでエンジンを止めて、できるだけ一定速度を保ちながら微妙なアクセルワークで走行する。そして、赤信号になって速度を落とす状態になったら、できるだけ徐々に速度を落とし、発電される電力を効果的にバッテリーに貯める。といったテクニックらしい。とても真似はできないが。
 3代目プリウスは、どうも、そんな感じの運転を自動的にやっている気配がある。蓄電量が下がって、エンジンが掛かるようになるが、その際、できるだけ効率の高い回転数を保ってバッテリーにも充電しつつ走行し、そして電気が貯まると、すぐEVモードに入る。
 高速道路を出ると、バッテリーに電気が貯まっている。それを使って、EVモードを多用して走るので、燃費が良くなるようだ。単純な話だったのかもしれない。
 ただし、ここでもう一つ疑問が沸いた。2代目も3代目もカタログ上のバッテリーの容量は同じである。しかし、本当に使っているのは、バッテリーの中間的な領域だけだと聞いている。すなわち、過充電、過放電状態はバッテリーの寿命を大幅に短くするので、すくなくとも2代目の使用法は寿命最優先だった。
 これが3代目になって変わったのか。なんとなく、使える電気の量が増えたような気がするのだが。
 もう一つの疑問。3代目では、明らかに積極的にEVモードで走るようなセッティングになった。2代目までだと、EVモードは遠慮気味に使うといった印象だったのだが。ここまで来ると、EVスイッチを使って自分でEVモードにする必要がなくなったのかもしれない。

●燃費の例:エアコン常時運転。最悪な渋滞に巻き込まれた。
 さる団体の見学用候補地2箇所の視察。
一つは、中央防波堤の最終処分地と野鳥公園、そしてもう一つは、町田市小野路の里山。
 自宅、環七で野鳥公園へ、海南島から海底トンネルで中央防波堤、日航ホテルにちょっとよって、その後、お台場から首都高、4号線経由で中央高速へ。府中で降りて、小野路へ。その後、そのあたりの山道などを探索した。ここから帰路に入る。ここまでは燃費もまずまずで、27.5km/Lぐらいだったのだが、町田市内の信号だらけ、しかも、赤信号だらけ、車だらけの最悪の渋滞に巻き込まれた。5分間平均燃費が、10km/L、5km/Lまで低下。5km/Lのときには、電池の充電のためにエンジンがかなり長く動いていた。その後、16号に出てからは、まずまず順調に流れ出し、東名、池尻(首都高)で帰宅。
  走行距離 132.5km
  平均燃費 26.8km/L
  平均速度 35km/h

 渋滞区間は約8kmだった。そこまで28km/L程度で走っていたとすると、渋滞区間でも15km/L程度の燃費だったことになる。しかも、エアコンが入っていてもそれほど燃費が落ちないのは、2代目も同様だったということか。いささか良すぎる?
 2つあるトリップメータがもう1つあれば、細かいところが分かるのだが。

■ソーラーシステムの威力
 午後には外気温が30℃になった。直射日光も結構強かった。このような条件になると、3代目の天井に設置されていて、駐車中に働く太陽電池の電力を使った換気の威力がなかなかすごいことが分かった。
 ソーラーシステムを搭載しているからといって、走行用に使うものではなくて、換気用にしか使われない。なんとなくもったいない気もするのだが、まあ、その程度のパワーしかないので仕方がないとも言える。プリウスがフルパワーを出すと、エンジン+モーターで100kW。ソーラーシステムの発電量は、その1/1000しかないのだから。