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津波対策を具体化するために、気仙沼市、南三陸町の津波被害の状況をチェックしてみました。 国土地理院も浸水範囲概況図を発表している。 http://www.gsi.go.jp/kikaku/kikaku60003.html しかし、単にその「範囲」だけであって、その浸水した土地の標高などが明らかではない。 一方、Google Mapで、被災後の衛星写真を見ることができるようになった。Google Earthを使えば、標高データを見ることも可能である。(「被災地の衛星写真・東日本大震災」で検索のこと) そこに公開されている地図を選択してGoogle Mapで被災後の状況を見ることができる。もともとの地形は、オリジナルのGoogle Mapは、被災前の地形なので、比較ができる。 標高データなどを見るためには、Google Earthを使う。まずは、Google Earthをインストールする必要がある。相当にCPU負荷が高く、インターネットの速度も必要。しかも結構不安定なので、余りお薦めはできない。 条件を満たしているパソコンでGoogle Earthを使って見るには、Google Mapから、地形のすぐ上にあるオプションから、View in Google Earthを選択。 さて、いくつかの知見をご紹介したい。 (1)南三陸町の山間部 津波最高到達地点か? 38.689959,141.449044 付近 【この数値は北緯と東経ですが、コピーして、Google Mapの検索ボックスに貼り付けて下さい。場所が分かります。】 次の2枚の写真を比較していただきたい。当然のことながら、Before&Afterである。 Google Map & Google Earthより ![]() ![]() Afterの衛星画像が、ちょっと雲が掛かっていて、余り明確ではないが、どうみても、津波が運んだ建築物のものと思われるガレキが、ここまで来ていることが分かる。 Beforeの写真は、なんらかの人工的な構造物がみえるし、右下には家屋も見える。 しかし、Afterでは、家屋が無くなっているのが分かる。 この地点の標高をGoogle Earthで調べてみると、なんと46mもある。 (ところが、Yさんからの報告によれば、国土地理院の地図だと20m程度とのこと。Google Earthの標高の精度は???) この地点の全体図は各自ご覧頂きたいと思うが、水の進路が急速に狭くなっているところの先端部分である。 運動エネルギーを失わない水が、水位をどんどんと高くしていったことが想像できる。 (2)気仙沼の最知川原 付近 38.854238,141.579834 付近 Google Map & Google Earthより ![]() ![]() Afterの写真を見ると、一部、津波が入り込んではいるものの、もとの集落と林が保たれている場所があることが分かる。 この場所の標高は10m程度である。海から直接入り込んだ津波の高さは10m程度であったことが分かる。 この家屋と林が残った地域は、周辺よりも10m高く、しかも、形が円形に近く、真正面から津波を受ける形にはなっていない。 今回、様々なところで自慢の防潮堤が破壊された。津波を真正面から受け止めるには、相当強固な防潮堤でも、壊れてしまうことが証明されたように思える。 理想的には、船のような形になっている台地を作ることによって、津波を受け流すことが可能なのではないか、というヒントになる。 (3)気仙沼の波路上(Hajikami)付近 38.832203,141.600616 付近 Google Map & Google Earthより ![]() ![]() この地域は海岸にさらに近い。しかし、やはり台地は残っている。この土地は、岬のようなところにあるので、その形も津波防衛上有効だったのだろう。残っている台地の標高は、低いところだと5m程度のようにも見える。 漁港を作ることが必要であるのなら、むしろ、海に付きだした人工的な岬を作り、そこに漁港を配置すべきではないか、というヒントにはならないだろうか。 いずれにしても、今回の津波を様々な地形を対象として、シミュレーションで解明することによって。地形の種類を変えたときの安全性の再評価を行うべきである。 そして、津波を真正面から受け止める以外の方法で、例えば、受け流す方法で、なんとか津波の被害を最小限にすることができないか、様々な省資源型の対策法を検討すべきだと思われる。 |
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