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  年賀2009年元旦  01.01.2009
     



新年おめでとうございます。 2009年元旦

おめでたい年明けだとは言い難い世界状況ですが、20世紀後半の文明の限界がやっと認識されるようになり、21世紀の新しい文明への転換が必須だ、という暗黙の合意に基づいた遷移プロセスが進行しているのだ、という理解をすればよいのではないか、とも思います。

様々な人々が言い始めていることですが、21世紀型文明では、より自由な市場経済を目指すのではなく、国とか社会、あるいは、国際機関とかいった「公」というもの役割がやや復活することになるでしょう。それも当然なのです。地球の限界が遠くにあるときには、資源なりエネルギーなり、さらには、自然も景観も自由に使っても良いのですが、人間活動の規模が地球の持続的能力をさらにさらに超えようとしている21世紀は、どこかで節度というものを復活させない限り、継続不能な世紀になることが当然の帰結として起きてしまうのです。

だからといって、精神的束縛が多い世界を復活させることは逆効果でしょう。

もう一度、「何が目的なのか、何が手段なのか」を厳密に区分し直すことが重要なのではないか、と思います。経済成長・拡大は、何らかの目的に到達するための手段だと思います。手段は目的を達成すれば良いので、一通りではないのです。一方、目的は人によって様々でしょうが、手段と違って選択の余地は少ないと思います。まずは、各人の目的を再確認するために、何事につけても、「なんのためにそれが必要なの」、という問いを発することかもしれません。